おはようりるら


急に何ですけど、今日の昼頃

出られるかな

もし出られるなら

会いに行こうかな






・・って
日曜の朝、早くに
彼からメールが来て




一気に目が覚めた( ̄□ ̄;)




彼は、昨日から

道場の子供たちの引率で
合宿に行っていた・・・はず


昨日の朝、高原に出発して


林間学校みたいに

山登りしたり
キャンプしたり
バーベキューしたりね

彼は
去年、ヘルニアをやってから
思うように子供達の指導もできなくなり

平日夜の練習に
顔を出す頻度が
グッと減ってしまっているので


“せめて、こんな時くらいは”


・・って
気持ちもあるんだろう


で、

この暑いのに
大変だなー

ずっと、旅行続きで
休み無しなのに・・

熱中症にならなきゃいいけど・・・



と、思っていた



5日前、旅行から帰って
別れる前には



「次に会えるのは

来週かな

今週末は、合宿とコンサートだし

来週末も、コンサートだから


・・平日の夜かな」





・・って
言っていた





なのに、いきなり

どうした??( ̄ー ̄;




なんかあったのかな


・・と、
ちょっと心配だったけど


とりあえず



「ホントに急でびっくりしたよ

ご飯作らなきゃならないから
昼は出られないの

昼過ぎじゃないとムリです
ゴメンね~」




と返すと



「昼過ぎでいいよ

何時頃なら出られそうかな」





・・って( ̄ー ̄;



こりゃ
何が何でも
来るパターンだな


って思ったから


あきらめて
一時半に、待ち合わせることにした




時間になり

待ち合わせ場所に行くと




彼は、運転席のシートを倒し

眠っていた


窓ガラスを
コンコンと叩き


彼を起こして
助手席に乗り込むと


すぐに走り出し、
車がホテルに向かっているのを
悟る



「お疲れなのね?( ´艸`)」


・・と言うと



「うん、疲れた」




・・って

彼にしては
珍しいお返事・・




同時に彼が
話し始めた


「夕べなあ

キャンプファイヤー終わって


シャワー浴びて来ようとしてたら

カミさんから電話があってな」





「うん」



久しぶりに聞く “カミさん” って
言葉に
ドキッとした




「夜中に、

“腹痛くなって

我慢できんから救急車呼ぶ” 言うねん


で、俺もキャンプ場から
病院に行ってきたんや」




「えっ!?」( ̄□ ̄;)




「いや、ただの胆石やて

脅かしよってからに」






「痛いよ、胆石。



・・で?

奥さん

入院してるの?」




「いや、点滴して
治まったから帰って来た


俺も、キャンプ場に戻ろうかと思ったけど


他の先生に電話したら

もうええで、って言われたからな

置いて来た自分の荷物は
息子に任せて帰った」






「え?じゃあ・・・


今日は、家から来たの?」




「うん」



「奥さんは?

ついててあげなくていいの?」




「平気や

帰って来て、今日も朝から
仕事に行く、ゆうてな


アホか、今日は休まな

ってゆうたくらいや」




「・・・・・」




「今日は寝れるで、りるら」




「寝てないの?」




「ああ、夕べもそんなやったし

一昨日も仕事終わってから
合宿の準備とギター練習したしな

眠いわ」






「ね、それなら今日は


 家で

奥さんと一緒に


寝てれば良かったんじゃないの?」






言ってしまってから



ちょっと


イヤミっぽいこと言っちゃった?




って、一瞬後悔したけど



「いや


寝るならりるらと寝たい

りるらと寝る」





「・・・・・・」






なんか複雑だった


夜中に救急車で
運ばれたほど

お腹痛かった奥さんを


置いて来ちゃったの?


・・という気持ちと


それでも会いに来てくれた
ってことが

嬉しく思ってる自分も
いたりして・・・ヽ(;´ω`)ノ


夫としてはダメだろ?


とか



いや、夜中にキャンプ場から
駆け付けたんだから

夫としても
ちゃんと、義務を果たして入るのかな







・・・なんて、いろんな考えが

頭の中を

グルグル回っていた








複雑な気持ちのまま




彼に抱かれた

何度も




旅行でさんざんして来たのに



あいかわらず

めっちゃ気持ちいい

セ  ッ ク ス ・・







夕方、コンサートがあるから


4時には出なきゃ
ならない彼と


30分だけ

重なって



昼寝をした






帰り道

車の中で



「ああ、今日は

りるらに会えて
いい日曜だったな



これでもし

りるらに会えなかったら


合宿で疲れて
夜も寝れなくて

コンサートでまた疲れておしまい・・っていう

つまんない週末になってた」






「・・でも、普通の人は

疲れたら休むんだよ


◯◯は、逆のことしてるじゃん


夜まで半日でも

休めば良かったのに



身体しんどいでしょ」





「しんどいから

りるらに会いたなるねん




“しんどいな~・・よし、りるらの

顏見に行こう!

会いに行こう” やで?


そしたらなあ
元気になるねん」







胸がキュッとなった



わたし、それだけのこと

彼にしてあげられてるのかなあ・・



彼に、そこまで
見返りを
与えられてるのかなあ・・



って



彼は


夫としては最低・・なのかもしれない


でも
私にとっては最高の人






・・なんて思ってる

そもそも自分は人間として
どうなんだ


妻失格
人間失格じゃないか



・・・・なんて、ね




お参りを済ませ、お守りも買って


この日も猛暑日で
後頭部に当たる太陽の光に
クラクラしつつも

昼下がりの参道を
ブラブラ歩く

(注:もちろん、手はつないでます
そのため、日傘がさせません)




お参りを終えた団体さんは、
きっと

参道とは反対側の
境内裏手の
大型バス駐車場に向かうんだろう


境内は、観光客で
大混雑だったのに



長野駅方面に伸びる参道は
拍子抜けするほど
人が少なかった


私たちは、山門の近くの
民間駐車場に
車を停めていたんだけど



ちょっと歩こうよ


と、

左右にお土産屋さんや
蕎麦屋、軽食屋が
並ぶ
石畳の道を


日陰を選びつつ

時々、面白そうな店を
覗いてみながら
ダラダラ下って行った



素敵なお蕎麦屋さんや
おやきのお店が
並んでるけど




まだ、ぜんぜん
お腹すいてない

っていうか
むしろ苦しい・・
(昼の蕎麦食い過ぎ)



とりあえず
とてつもなく暑かったので

店内で涼めそうな店を探し、

並んで座って、ジェラートを食べて・・・


(ももと木いちご、2つ買って
2人で半分ずつw)



天然石のお店に入り

アクセサリーを見てたら



どれがいい?


・・って言われて

彼に、5日遅れで
誕生プレゼント
買ってもらっちゃった(^ε^)♪


(お手頃価格のお店だったので
遠慮なくw)



信号3つ分くらい歩き
大汗かいて
車に戻ったけど


まだ、チェックインまで
かなり時間があったので


もう1カ所
気になってた場所に
寄ってくることにした



ニワカ戦国オタクの彼が
長野の地図を見た時から


ここは絶対行かな


って言ってたトコ


一旦、市街から出て
インター近くに戻って



川中島に到着



・・が、


もう着くね~



・・って
いう頃から



なんとなく、雲行きが
怪しくなって来た


で、ホントに
駐車場に
車を入れた直後から




超ゲリラ豪雨襲来Σ(~∀~||;)




駐車場に停めてある車に


ビチョ濡れで
半泣きになったカップルたちが


何組も
走って戻って来る


ここ、公園みたいな
とこなのね



皆さん、足元も


泥でグチャグチャヽ(;´ω`)ノ




彼はブーツだから
大丈夫だろうけど


私、サンダルだし
降りれんよーーー(;´Д`)ノ





通り雨みたいだし
せめて小雨になるまで

しばらく待とう、ねっ?

時間あるんだし






・・・と
懇願し


雨でも降りる気満々だった(らしい)
彼を
なんとか押しとどめて



小降りになるまで
車内で待つことにした




駐車場のアスファルトは
大量の雨水で
増水した川みたいになってるし



並んだ土産物屋の人達も

店先の、果物を
あわてて取り込んでいるのが見える




まわりに停まってる
他の車の観光客も


みな、車内に留まったまま
所在無さげに

外を見ながら
雨が止むのを待っていた




ホントにものすごい降り方
思わず笑ってしまうほど


車内で会話してても
隣の彼の声が
聞き取りにくいほどだもん


ほんの少し前まで
超晴天だったのにねー


って。


やっぱ、なんか

私たち、さっき


仏様の逆鱗に

触れたんだろか・・( ̄ー ̄;





彼は
シートベルトを外して


しばらく
助手席の私に倒れこんで

膝枕で休んでいた

膝枕しながら
私の足を撫でたり


服の上から
胸を弄んだりしながら



夕飯、何食べようか~

・・とか


明日は、昼間別行動になるけど
何してるの?


・・とか


2人で
他愛のない会話を楽しんだ


泊まる所も決まってるし

明日も、明後日も
一緒にいられて

時間がたっぷりあるって
余裕


こういうのが
いいよね
旅行って



帰る時間も気にせず

こんな、雨を見てるだけの時間も
苛々することなく


むしろ
ワクワクしながら
楽しんでいたような気がする



ときどき
彼の頭を
撫でながら


3、40分経った頃

ようやく、雨が小降りになった




・・・と、思ったら


みるみるうちに
空が明るくなって



さっき、天気が急変したのと
同じような唐突さで



晴れた(・Θ・;)



私たちは

足元の水が流れて引いて


アスファルトが
すっかり見えるようになってから

車を降りて



彼に手をしっかり握られながら
ぬかるみをよけて

神社の境内に入ってみた



彼が見たがってた

武田信玄と上杉謙信の
一騎打ちの銅像が



・・これ


photo:01





同じように
雨宿りしてた観光客が

10数人


かわりばんこに
銅像前で、ポーズを取ったりしながら
写真を撮っていた



私は
そんなに、戦国時代が
大好き、って訳じゃないけど


きっと彼よりは
だいぶ歴史に詳しいと思うな・・( ̄▽+ ̄*)



彼は、八幡原の合戦場のことを

勝手に、広大な草原のように
想像していたみたいで


実際に行ってみたら
古戦場の跡は

市立博物館や

今風に整備された
どこにでもあるような
芝生に歩道の公園になってしまっていて


夢破れた、っていうか
実はちょっと
期待はずれだったみたい



でも、
憧れの(?)上杉謙信の
銅像も見られたから


まあ
良しとしようよ(^o^;)




・・と

慰めながら



ようやく

一日目の宿に
向かったのでした








朝8時に
彼と待ち合わせ


(1時間以上早く着いてしまい
1人でモーニング食べて、
その後コンビニで立ち読み
していた彼と)

8時7分に無事合流



・・・で

私の車に
彼の荷物を積み込んで

彼に運転バトンタッチして・・




出発ーーー(≧▽≦)





$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg


目に沁みるような
蒼い空の下



恒例になった
2泊3日の夏旅行





ちなみに今年は信州です( ̄ー ̄)
(仕事がらみなので、行き先は選べない)



思えば

去年は関東・・(大渋滞にも巻き込まれたな)
一昨年は東北・・

それぞれ、7時間以上かかっているので


信州までの3時間半って







めっちゃ近っっ!!!( ̄□ ̄;)




・・って感じ(;^_^A




でも、
近いからこそ

移動時間の分
現地でゆっくりできて
いいかも・・


って
出かける前から
ワクワクしていた





盆休み最終の日曜日

もちろん道路はガラガラ



彼と手をつなぎながら
快調に高速をブッ飛ばして


あっという間に
長野インターを降りた



で、
11時半には
ネットで調べておいた
お蕎麦屋さんに

無事到着


人気のあるお店だとは
わかっていたけど

やはり、駐車場は
車でいっぱい


お店の中も
地元の家族らしき客で
いっぱいだった


名前告げたら
メニューを渡されて

前もって注文を決めてから
待つシステムらしい、と気付く


注文を通すと
10分ほど、店内の片隅で
待たされたあと
奥の座敷に案内された




事前に頼んであったので
蕎麦が来るのは早かった


$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg



私の好みの
細いお蕎麦に
テンション急上昇アップ



$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg


最初の一口をすすっただけで
口腔から鼻に抜ける
蕎麦の香ばしい香りに陶然とする

これは・・・


おいしーい(≧▽≦)



最初にメニューを渡されたとき
お店の方におすすめを聞いてみた

すすめられるままに注文したのが
ひとつは、この中もりそばで


もうひとつは

$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg


温かい鴨汁の
つけそば



これは初めて食べた



最初は、


冷たい蕎麦を
温かいつゆにつけて食べるの??



・・って
驚いたんだけど

食べてみたら

鴨のいい油が出た
コクのあるつけ汁に

からんだ細い蕎麦が、
とても美味しい


もりそばも
結構な山盛りだったんだけど

2人で半分こずつして
あっという間に完食(^o^;)



で、蕎麦湯を足した鴨汁が
これまたウマイドキドキ




旅行って
そこで食べたものの
善し悪しで

かなーり印象そのものが
変わってしまうから



これは、滑り出し快調
待った甲斐があった~(^ε^)♪


・・って感じでした




女将さんにお礼を言って
お店を出て





次はもちろんここ
(やっぱ王道ってことで・・・)



どーーん
$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg









$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg


このクソ暑い中(;^_^A

まわりの目もはばからず
手をつないで

仁王門をくぐり・・




$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg

有名な、鳩字の額がかかった
山門を抜けて・・・





見えたー


$誰にも言えないけど-ipodfile.jpg



さすが国宝:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


私がここに来るのは
4回目かな


子供の頃、家族と来て

職場の友人と、スキー旅行の帰りに寄って・・




一番最近は

まだ、子供たちが
小さかったとき
家族で・・・


・・って言っても、もう
10年以上経ってるけど(;^_^A





彼の方は

社員旅行で一度来たきり

今回が2回目だ、って
いうことだった



本堂正面で
お参りを済ませ

おびんずるさんを
さんざん撫で回した(^▽^;)あと



せっかく来たんだから
お戒壇巡りをしよう!



って提案



本堂の中には
かなりの行列ができていて

入り口には
「現在の待ち時間 約30分」




・・って
立て札が立っていた



お戒壇巡りってのはね


本堂の床下にある
真っ暗闇の回廊を

壁伝いに手探りで歩いて行き


ご本尊の真下にあるという
錠前に触ると

仏様とご縁が出来て

臨終のときお迎えが来て
極楽浄土に連れて行ってもらえる・・・



というものなんだけど




彼は、全然知らなかったらしい


で、真っ暗闇、って言っても
うっすらとは
見えるんだろ


・・くらいに
甘く考えていたらしいのよ




がっ!






入ったことある人なら
わかると思うけど

そんな、甘い
暗闇じゃない





階段を下り
最初の角を曲がると


そこはもう、





暗黒の世界だから・・



入り口の階段付近には



“右手の腰あたりの壁を
伝って歩いてください”




って
説明書きが貼ってあるんだけど




もう、自分の手の先はおろか
鼻の先も見えない

真っ黒クロスケなワケよ




右も左も・・どころか
前後左右、天地もわからない


間違えて
壁から手が離れてしまったら

永久に、この列に
戻って来られないんじゃないか・・( ̄□ ̄;)

・・と、マジで怖いですから


んで
思い切り
壁にへばりつきながら
ジリジリと前へ(正確には横へ)進んで行く



何度も言うけど

この、真っ暗さ具合と言ったら・・・



例えていうと
両目をつぶって
手で、ギューーッと
抑えたような感じ?


でも、今ここでそうやっても
かすかに明るさは感じるけど


あの、半地下の回廊は

一切の光がない
漆黒の闇状態


大勢の人が
ひしめいているはずなのに

目を凝らしても、何も見えず

ただ

まわりの人達の
息づかいや衣擦れの音、気配

会話の声の近さで


自分との
距離感を計る



ちなみに、気をつけて
前の人の
すぐ後ろに
(身体をくっつけるわけにはいかないけど)
くっついてないと

いつのまにか
間が空いてしまっても
気がつかない


かといって
前に人がいないのに気付き
あわてて進もうとすると


ぶつかるし( ̄ー ̄;


(結果、暗闇の中で
誰かもわからない人に
何度も謝ることになる)



私の
すぐ、うしろにいるはずの彼に

触れようと思っても


どこらへんに顏があるのか????

・・だから


間違えて
他人に何かしてしまう可能性も大なのだ( ̄ー ̄;


(現に、彼は
後ろの親子連れの母親らしい人から
子供と間違われて?
何度か、頭を叩かれたらしい)



列はノロノロとしか
進まないので
お戒壇巡りは
かなりの時間がかかる


闇への恐怖が募り

「もし、今地震があったら・・?」


・・なんて
嫌な想像まで
始めた頃・・



前方で
「あ、あった!!」


「これかー?!」



・・などという声とともに
ガチャガチャ
錠前に触れる音が
聞こえてからも


かなり、長い間
かかったように思う



ただ、
錠前に触れてさえしまえば


あとは外に出るだけなので
皆、急に早く動きだし

スイスイ進めるようになり

やがて
やっと出口が見えてきて


ああ・・・・光って

こんなに
ありがたいものだったのね・・





・・って実感できる

と、同時に


電気がない時代の昔の人は

こんな暗闇が
当たり前だった訳だなあ、って



昔の人にとって

暗闇って

さぞかし、恐ろしいものだったんだろうな



・・って

あらためて感じる





そんな経験ができるところです(;´▽`A``






私も、小学生のとき以来で

こんなに長かったっけ?

・・ってびっくりしたけど



彼の方も

かなり、インパクト
強かったみたい



これは入らなアカンな


・・って
感心していたから
ホッとしたけど




あとで聞いたら


最初、暗闇を手探りで進む

って聞いて


中でりるらのこと

抱きしめようかと思ったけど


間違えて、知らん人のオッパイ

つかんだらヤバイと思って


やめた








・・・ってあんた





極楽浄土どころか

地獄に堕ちる気満々でしょヽ(;´Д`)ノ