情けは会社の為に成らず

同情で少し仕事を出して、皆も少しずつ慣れ、Ｋ・Ｏに

色々な仕事を廻していった。

僕自身も、『まぁ～まぁ～』と思いあまり口出しはしなかった。

以前、失敗してきた経験もあるので、価格的・納期（スピ－ド）

についてはＫ・Ｏにはかなりうるさく言っていた。

何度か取引をすると我が社の支払日の１０日程前、Ｋ・Ｏから

相談したいことがあります。と言うので話を聞いてみると、

手形でもいいから先払いをお願いできますかと言われ

『　無理無理、我が社は毎月、翌月１０日しか支払いはできないです。』

と答えた。

すると、よっぽど苦しいのかＫ・Ｏは土下座して僕にお願いするのです。

こちらがどうするか悩みました。

また同情かよ～

昔の言葉足らずがまた出てきた・・・・・

はっきりなぜ言えないのだろうか～

もう、すでに【Ｋ・Ｏ】は死んでいるのに・・・・・・

なぜ同情するのかわからない（２年の命だった。）

【　情は会社の為に成らず。

しかし少なくとも自分自身の心の愛情か　】