集英社

2015年10月 第1刷発行

330頁

 

犬と生きる喜びも、犬を失う悲しみも刻まれた情感溢れる7つの物語

 

白血病の少女と愛犬「トイ・プードル」

妻に先立たれた男と愛犬「ミックス」

目が不自由な物書きと愛犬「ラブラドールレトリバー」

親に顔を噛まれた犬がセラピードッグを目指す「バセットハウンド」

病魔に侵された愛犬の安楽死を決断する飼い主「フラットコーデットレトリバー」

仕事も家庭も無くし自殺場所を探す男が捨て犬と出会う「フレンチブルドッグ」

同犬種を3匹飼い続け、流石に3匹目の死で打ちひしがれる飼い主を救った言葉・ソウルメイト「バーニーズマウンテドッグ」

 

前作よりレベルアップしたと思います

犬を飼うという責任の重さを強く感じました

 

犬は、その時その時を懸命に生きている、家族と共に過ごす時間が何よりの幸せ

犬を散歩させている人が、愛犬に対して人に話しかけるようにしているのを見て、鼻白むことの多かった自分ですが、飼い主の方々が愛犬を無暗にベタ可愛がりしているのではないことが分かりました

 

世の中の全ての犬やペットが幸せな一生を送れますように

そのカギを握っているのは「人」なのを忘れてはなりません