イーロンマスク氏のX上のポストは見事なものや理解の難しいものがあります。
そのうち、たびたび目にする米国連邦準備制度(FRB)の廃止論。
これについて自分の理解を共有します。
イーロンマスク氏は、このFRB廃止論をたびたび米国上院議員、
ロン・ポール氏の発言を引用して擁護する形で表現します。
We should wean ourselves off The Fed, like we weaned ourselves off the mainstream media. pic.twitter.com/cExFjxG8xZ
— Ron Paul (@RonPaul) December 16, 2024
ロンポール氏のポスト
私たちは、主流メディアから自分たちを遠ざけたように、Fed(FRBのこと)も
遠ざけるべきだ。
このポストに対してマスク氏は賛同 「そうだ!ロンポール最高!」
Yes!! Ron Paul ftw 🇺🇸🇺🇸 https://t.co/7W4YnraXPn
— Elon Musk (@elonmusk) December 17, 2024
具体的にFRB(日本でいう日銀)をどのように廃止するかのポストはまだ存在しない、
もしくは私が発見していません。
ただ、推測の域をでませんが、中央銀行が存在することの弊害については理解しています。
もともと現在の中央銀行に近いものが誕生したのは、1694年イングランド銀行からです。
当時台頭したロスチャイルド家が大きく関与し、金本位制を導入。
東インド会社への融資を行うなどイギリス政府の発展に寄与しました。
この仕組と同じような中央銀行として1913年、FRB(連邦準備制度)が設立されました。
当時、米国では「ユダヤの代理人」が運営するようなイングランド銀行に抵抗があり、
なかなか議会で承認されませんでしたが、有名なジキル島での会合を経て設立。
ちょっと書いただけでも陰謀が匂うものになっていますが(笑、弊害を言うと
・政府の支出を「中央銀行からの借金の形」で負うことになるので返済義務が生じる
・政府の借金に利息が付くため、国民の税負担が発生する
ようするにせっかく、国家には通貨発行権があるのに、中央銀行から債務を負ってしまいます。
ゆくゆくは税金で補うことになってしまう。
政府なんだから、直接紙幣を発行すればいい。
この発想はリンカーン大統領が行いました。
アイデアが広まることはなく、最終的にリンカーン発行の「グリーンバック」紙幣は回収。
近いことを主張するのが、参政党の松田学氏です。
彼の主張は直接政府発行ではなく、日銀が保有する資産である日本国債を
政府発行の通貨に変換するというもの。
イーロンマスク氏が同じようなものを考えているかはわかりませんが、
直接政府発行の「日本政府発行通貨」に問題があるとは思えません。