今日の3題です。
今日もしっかり声に出して挑戦してみて下さい!Let's do this!
友人が海外旅行に行ったとき、なんと現地で会社の同僚とバッタリ出会ったそうですよ
1)「世の中って狭いですね」
What a small world! B
It's a small world.と言って下さった方。正解!Good job
そうです。ディズニーランドに"It's A Small World"というアトラクションがありますが、あれも同じ意味です。
I bumped into one of my colleagues at a tourist spot in Peru!
だったりしたら、そ・・・それは本当に
It's a small world, isn't it?
では、次の問題です。英語にして下さい。
2)「私は駐車違反で罰金を取られた」
じつは「罰金をとる」という動詞はみなさんがよく知っているあの形容詞と同音同綴異義語です
I was fined for illegal parking. H
"How are you?"と聞かれて"I'm fine."(元気ですよ)と教科書で習った方も多いでしょう。そのfineと同音同綴異義語となっています。
fineが名詞で「罰金」。動詞になると「(人に)罰金を科する」という意味になります。
また、forという前置詞は「賞罰の理由」を主に表すときに使いますので「~のかどで」に当たりますね。
では「彼女はスピード違反で50ドルの罰金を科せられた」は何と言いますか?
She was fined $50 for speeding.
be fined の後ろに金額を入れて、for+理由、で完成です
NHKラジオ実践ビジネス英語には、もう少し難しいincur a fine forという言い方の例文が紹介されていました。ご紹介します。
「パムは交通規則を無視して横断し、$50の罰金を課せられた」
Pam incurred a fine of $50 for jaywalking. M
incur a fine of fifty dollars for ~の部分が「~について50ドルの罰金に処せられる」です。ご自分では使わなくとも、読んだり聞いたりしてわかるといいですね。
では、最後です。
この頃雨がよく降るな、と言うときこの一言を
3) 「よく降りますね」
Lovely weather for ducks.
「アヒルにとって素敵な天候ですね」
はい、人間にとっては
「あいにくのお天気ですね」と言う意味になります。もう少しこれについて下でお話させてください。
Lovely weather for ducks.
この表現はNHKラジオ実践ビジネス英語のテキストで紹介されていましたが、この番組のテキストには、後ろにイディオム集や研究者の方のコラムなど楽しい付録ページがありまして、そこで紹介されていた文だったかもしれません。
この文章をイギリス人、アメリカ人のネイティブ達に言ってみたところ、二人ともクスッと笑いました
ちょっと古い言い方ですね、でもかわいらし言い方ですね、だそうです。
さて、いつもこのブログで頑張ってくれているポヨヨン(本名ポヨヨコ)もduckです。私のプロフィールページに本物の写真を載せさせていただいておりますが、アメリカで買ったぬいぐるみです。20年位前、$8でした。
銀行に口座開設に行った時に、"$8. The money will be donated to charity."と書かれていました。全額慈善団体への寄付です、というアヒルさんです。
そのポヨヨンをモデルとしてアーティストさんにイラストにしてもらい、毎回このページを飾ってくれています。(Many thanks to the artist, too)
さて、では英語に戻りますが、duckが出てくる表現をもう少しご紹介させて下さい。
1)"take to something like a duck to water"
「きわめて自然に~に慣れる」と言う意味。まさにアヒルが水になじむように、です。
近頃では、digital nativeと呼ばれる1990年代以降に生まれた人々のことで、こういう例文を見かけます。
"Kids nowadays take to computers like a duck to water."
「近頃の子供達はきわめて自然にパソコンに慣れていく」
2)sitting duck
「いいカモ」「だまされやすい人」です。
ハンターからすれば、アヒルが座っていれば撃ちやすいですから
3) lame duck
「役立たず」「死に体」
lameが「ださい」のような意味合いで使われているものです。
選挙後のアメリカの現職の大統領が、任期は残っていてももう何もできない、というときにlame duckなどと揶揄されることがあるそうです。(日本では冷めたピザ、と言われた方もいました)
4) duck face/duck lips
「アヒル口」
duck mouthではない?言えばわかるでしょうが、duck faceが一般的なようですね。duck lipsも言えます。
5) 動詞で"Duck!"
「よけろ!」
動詞で「ひょいとかがむ」「頭をひょいと引っ込める」という意味です。ボクサーがパンチをよけるあの動きです.
おっと、「ちびノート」のmojo(魔法)です!ちょうど、読んでいる本にケンカのシーンがありました。Allan vs. Rogerです。
Allan bounced back with a wild swing, Roger ducked.
ーDiana Gabaldon “A Breath of Snow and Ashes”
Rogerはよけなければ、Allanのパンチをくらっていましたね
6) I ducked out from the meeting. It was so boring.
「ミーティングを抜け出してやった。つまんなかったから」
ただし、この5)と6)は先ほどのfineと同じで、「アヒル」のduckと同じ語というよりは同音同綴異義語なのでしょう。
同じ語であるとする説もあるようですが、duckと言う語が「水に潜るもの=diver」が原義であると辞書にあるので、潜って隠れてしまうことからきているかもしれません。
イギリス人ネイティブも「よける」のduckはアヒルが首を羽の中に隠す動作から来ているかもね、とは言っていました。
他にも色々duckを使ったイディオムがあるのですが、イギリス人ネイティブが「そう言えばアヒルって、どこにでもいるな~」と言っていました。おなじみの鳥なのですね。日本の雀のような存在だそうです
最後ですが、アンデルセン童話の「醜いアヒルの子」は
Ugly Duckling
ducklingはduckの雛のことですね。えっポヨヨン=ugly?
Poyoyon, you are not at all ugly!
Both ducklings and baby swans are beautiful!
Look up and fly high, beautiful birds!