縁がわのまどろみ 吉田よりえです。
「結婚をせずひとりで子どもを持つ」と決心して早21年目。
無事に生まれ育った娘が20歳の誕生日を迎えました。

成人式を誕生日の前に迎えていたので、20歳の実感は、やはり誕生日当日にじわじわと来るものですね。
ひとりでの出産を決めたのは、転勤先の地方でのこと。
親も友人も周りにいない中で、(今思うと)無謀な決心だったと思います。
妊娠5ヶ月目から切迫流産から切迫早産に移行し、出産まで絶対安静で仕事もできずに、ひとりぼっちの時間を過ごしました。
会話と言えば、一方的に、お腹の中のわが子に話しかけるだけ。。。
それでも、「自分の家族が欲しい」と強く願っての結果だったので、毎日満たされた気持ちでいっぱいでした。
妊娠期が決して順調では無かったためか、出産もドラマティックなものに。
予定日1週間前の月曜の夜。
21時から始まる「HERO」を見るために入浴を済ませ、身支度をしようとしたところ、破水。
丸裸だし、髪は濡れているし、ひとりだし、夜だし・・・大パニック状態です(-_-;)
田舎なので、タクシーの配車に時間が掛かりましたが、何とか病院へ辿り着き、明け方無事に産むことができました。
笑える位にドラマティックな、最初で最後の出産。
(お蔭で、木村拓哉さん主演のHEROは、これまでで一番思い出深いドラマとなっています。)
母を幼少期に亡くし、実姉も遠く離れていたため、初めての子育ては育児書を片手に奮闘する日々。
仕事と子育ての両立は、大変なことも多かったけれど、楽しい!の方が勝っていました。
娘が生まれてからこれまでの日々は、私自身を人として・親として成長させる掛け替えのない時間でした。
ゆっくり瞬きをしていたら過ぎてしまった様な20年。
しっかり子離れができるか、それがこれからの一番の課題となりそうです。