時々、無断キャンセルや遅刻の常習犯のクライアントがいます。
昔の私は、そういう人でも我慢して対応していました。
でも、常習犯は何度注意しても変わりません。
そのときの私は我慢をしていて、苦しかったと思います。
私が苦しみからの解放のプロセスを進めて行く段階で、気づいたのは
・自分に対する誰かの評価を気にしていること。
・「いい人として、人から見られたい」と思っていたこと などがありました。
自分の心の中に怒りを見つめていると、生まれてからそれまでに嫌だったことが次々を浮かび上がってきました。
そして、その怒りの感情を解かしていくことをやっていくと、自分の評価が気にならない状態になりました。
そして、全ての人と上手く付き合う必要がないことも、解りました。
嫌な人から離れることは、誰もがやっていることだと思いますが、それで良いのだと思いました。
その後も腹が立つことはありますが、怒りはその場で終わってしまいます。
まだ1歳代の孫を見ていると、嫌なことがあると怒ったり、体に痛みを感じると大泣きしますが、
次の瞬間、それらを全て忘れているようです。
つまり、感情を引きずりません。
過去のセミナーの中で、上記の私のような人とたくさんお会いしました。
特に「怒りはいけないもの」と捉えている人は、怒りを抑えているために、心の中の怒りのエネルギーが溜まっています。
そいうい人は眉間に皺がありますから、ほとんどの場合は人相で解ります。
記憶と感情を切り離すのは、出来る人と一緒にやらないと、なかなかマスターできません。
そして、怒りの記憶はジェラシーや悲しみなどの記憶と一緒に張り付いていることも多く、単独で消すことも出来ません。
そして、毎日2時間ぐらいやったとしても、半年以上かかることもあります。
しかし、それをやり遂げると、世界が変わって観えてきます。
