人生は人間関係です。
幸せになるためには 人間関係を整えることが必要です。
人間関係が整うとハートが整います。
ハートが整うと脳の状態が整います。
脳の状態が整うと免疫機能が整います。
その状態は精神的なストレスが無い状態です。
良い人間関係とは、束縛のない関係です。
私たちはお互いに 人を変えようとしています。
エゴを満たそうとして争いが起きています。
私たちの考えは「○○はこうあるべき」というイメージを勝手に作り出します。
そして、そのイメージに自分を合わせようとしたり、誰かを合わせようとします。
多くの場合、それは一致しません。
それらが一致しない時、ストレスが起こります。
では、どうすれば良い人間関係が生まれるのでしょうか?
それは、お互いを変えようとしないことです。
そういう関係性は、束縛のない関係です。

例えば、夫婦のどちらかが解放されてくると、相手を変えようとしなくなります。
その時、夫婦関係の葛藤がなくなります。
人間関係を改善するということは、仲良くすることとは違います。
自分や相手がストレスを抱えながら仲良くしても、その関係性は長続きはしません。
人間関係を改善するということは、束縛のない関係になるということです。
それは無視するとか、無関心になることとは違います。
お互いに、相手をそのまま受け入れるということです。
でも、「そんなこと言ったって、あんな人 受け入れられない」という人もいるでしょう。
「考えは自分のものではありません」といきなり言われても理解できないでしょう。
エゴは自分を守るために、その意見自体を正当化し、相手が間違っているようにしてしまうものであり、自分でもコントロールできません。
他人と自分を苦しめるエゴのゲームにも書いたように、エゴは6つのゲームを常にやっています。
このゲームは巧妙で、コンビネーションしています。
内側に起こる「考えや感情」は、自分ではコントロールできないのです。
多くの本に書いてありますが、怒りや不安をコントロールできるものなのでしょうか?
感情は自然に湧き上がるものではありませんか?
太陽が東から上がるように、水が山から海に流れるように、感情は自然に湧き上がるものではありませんか?
私たちは、ネガティブな感情を受け入れないようにしているのかもしれません。
でも、感情はその場で体験しきれないと、記憶に張り付いてしまい、いつまでも記憶と一緒に残ります。
そして、同じような場面があると、また湧き上がってくるのです。
悔しかった出来事、悲しかった出来事、楽しかった出来事・・・
様々な記憶が残っていますが、これらの記憶が感情と共に残っていると、行動のパターンを作り出します。
そのパターンがストレスを生む原因になることがあります。
そして、この記憶と感情を切り離すことは誰でも出来ます。
これは料理をするようなもので、最初は時間がかかりますが、慣れてくるとどんどん出来るようになります。
私たちの人生の中で、身近な人達となるのはせいぜい数十人か100人ぐらいです。
その人達との関係性が上手くいっていれば、ストレスはほとんどないはずです。
僕は若い頃、「誰とも仲良くしなければならない」と感じていました。
でも、ウソをつく人や騙す人もいます。
そんな人からは離れるべきです。
それで良いのです。