【読書】MAKERS―21世紀の産業革命が始まる | コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る
- MAKERS―21世紀の産業革命が始まる/NHK出版

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2012年に日本語版が刊行された『ロングテール』『フリー』で有名なクリス・アンダーソンの著作。
3Dプリンターと言う今では我々にも一般的になった言葉をいち早く紹介した書籍でもあります。
産業革命は、18世紀半ばから19世紀にかけて起こった工場制機械工業の導入による産業の変革のことを指しますが、3Dプリンターやオープンデザインと言う考え方の導入、またKickstarterをはじめとするクラウドファンディングなどの資金調達などによって新しい産業革命が始まるかもしれないというのが本書の要旨です。
特に興味深かった事例は自動車のメイカーズの例で、「ローカルモーターズはメイカーの原則に従って経営される自動車会社だ。デザインはクラウドソーシングされ、既成部品もほぼ同じように選ばれる。アイデアは特許で守らない」という部分で始まる事例は、自動車製造の新しい可能性を見出すものでした。

