こんにちは、コンディショニングセンター所長の栗山です。

当センターには脳血管障害のリハビリ目的でお越しになる方が多数おられます。

皆さんそれぞれに課題と要望が異なりますが、最も多い要望は「上手に歩くこと」で、思うように動けることは人間も動物としての本能的なところで求めるものがあるのだと思います。

日々の暮らしの中で最も多く行う動きは何か?
それもおそらく歩ける人であれば歩くこと【立ち座りも含めて)でしょう。

では歩くこと以外では?
頻度多い動作を思い描いてみてください。

おそらく「排泄(小便)」が次に多く行う動作です。
これには泌尿器の課題もありますが、トイレまでの移動、トイレ内での移乗が課題となりますので歩くこと(移動すること)の範疇に入れましょう。

ではそれ以外では?
次は食事です。
嚥下機能などの課題もありますが、食器の扱い方(操作)が課題となります。

脳血管障害のリハビリにおいては、本人の要望をはじめ様々な理由から歩行練習が多く行われます。
また、生活期(在宅)でのリハビリにおいては、筋力をつけるとか体が硬くならないようになど身体機能面の維持向上を目指した内容が多く、生活動作の獲得を目指した内容は少ない傾向があります。

現在当センターにお越しなられている方で食事において箸を使う練習をしている方がおられます。
交通事故での脳挫傷のため手が震えてしまい力の強弱や細かい動きのコントロールが難しい方です。

この方においては箸の持ち方、動かし方において中指の曲げ伸ばしのコントロールが課題と評価しました。




まずは指の力の強弱をつける為に固有受容性の神経筋促通から始め、書字などの一見箸には関係のない事も練習します。これは親指・人差し指・中指で物をもって動かす練習です。
そこから指への接触面の広さを変えながら圧力のコントロールや安定感の強弱をつけて箸を持つ練習をします。
自宅ではセルフエクササイズとして箸を使った反復練習してもらい運動学習を促します。

まだ道半ばですが本人も感覚をつかんできているようで、次のステップを現在検討中です。

生活動作のリハビリは単にその動作を反復することではありません。
反復による運動学習(経験と要領をつかむ)ことは大切ですが、高めるべき機能は何かをみつけて行いやすい身体機能を整えていくことが大切です。

入院中はリハビリの時間もたくさんあり様々なことをPT,OT,STが行いますが、退院後は中々行われない内容もたくさんあります。

コンディショニングセンターではこの方以外でも自転車の乗り方や復職に必要な仕事の作業動作などご本人の要望する内容に取り組んでいる方がおられますので、折りを見てご紹介していきたいと思います。

歩くこと以外のリハビリにおいてもまずはお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


こんにちは、コンディショニングセンター所長の栗山です。
脳卒中のリハビリで退院後からお越しになられている方(60代 男性)がおられるのですが、先日靴を購入されました。

来所当初は膝下まである短下肢装具をつけられており左右のサイズを変える必要があるため、福祉用具のカタログから選ばれたケアシューズを履かれていました。

リハビリを進める中で屋内では装具が無くても歩けるようになり、装具自体も短く軽量なものに変えることができ、靴も買い換えようという話になりました。

最近のケアシューズは良く出来ているので、そのまま買い換えても何ら問題はないのですが、やはりおしゃれをはじめ色々な靴が履けるというのはとても大切なことです。
選べる選択肢を増やす事はリハビリにおいてとても大切です。

そこで今回購入されたのがこの靴です。
【ニューバランス MW880B】

この靴は紐やマジックテープ、ジッパーのかわりに「BOA クロージャーシステム」というダイヤルでナイロンワイヤーを締める事でフィットさせるシステムを採用した靴で、均一に締められると同時にとても簡単に緩めたり締めたりする事が出来ます。

もちろんニューバランスのウォーキングシューズがベースなので安定性と歩きやすさは折り紙つきです。
(2017年ウォーキングシューズの販売数ナンバーワン)

カラーバリエーションもありますが、このネイビーは落ち着きがあって男女問わず履けるカラーだと思います。


レブライトというとても軽量な衝撃吸収素材を採用

ソールも左右均等で癖のない歩きやすさです

こんな感じで片手で履かれています



年齢や障害を理由にどうしても福祉用具的な靴を選びがちになります。それは悪い事ではありませんが、一般の靴でも足に合った靴はたくさんあります。

是非足合った靴、使いやすい靴を見つけて健康で楽しい暮らしを送ってもらえればと思います。

コンディショニングセンターではニューバランスをはじめ、アシックスやエレッセなどのスニーカー、
フィンコンフォートやビルケンシュトックなどの革靴やサンダルまで、あなたの足と歩き方をチェックして、足に合った靴をご紹介しております。

オーダーメイドのインソールも作成しておりますので、足と靴でお悩みの方はお気軽にご相談ください。


身体リハビリテーションと足と歩行の専門フィットネス施設

アール・ケア コンディショニングセンター

http://www.rcare.jp/rcc/

TEL 086-238-5151

岡山市中区東川原160-1



こんにちは、コンディショニングセンター所長の栗山です。

先日、お客様が自分のお気に入りの便利グッズを紹介してくださいました。

一見自立する靴ベラですが、実はこれ靴を脱ぐ際に靴の踵を固定して脱ぎやすく出来る機能がついているんです。

こんな感じで踵を固定して



仕組みは簡単で靴のソールを段になっている部分で引っ掛けて固定してます

前かがみの姿勢が取りにくく足元に手が届かないことに限らず、靴の着脱においては、履くのは片足でも履けますが脱ぐ際には靴を固定しないといけません。

多くの人は無意識のうちに反対の足で押さえながら脱いでいることが大半です。
この固定することが難しい方もいらっしゃいます。

私もやってみました

強いて言うならば、男性向けのゴツい靴ははまりにくいこと、女性の小さなサイズの場合はしっかりはめて押さえないと引っ掛かりにくいことでしょうか。

前かがみの姿勢が取りにくい方や片手・片足が使いにくい方には便利な道具ではないかと思います。

今回の商品はフランスベッドの介護用品で購入され、価格は3,000円だそうです。

体の問題からくる生活の不便さを道具を活用して工夫する。これも元気に暮らす秘訣ですね。