26年スクリーンで観た映画53「木挽町の仇討ち」シネコンは満席!26年の映画賞有力候補? | con-satoのブログ

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 柄本佑と渡辺謙が共演した「木挽町の仇討ち」。原作は永井紗耶子が直木賞、山本周五郎賞をW受賞した時代小説。江戸時代の芝居小屋を舞台におきた仇討ちの顛末。

 

 映画は冒頭、長尾謙杜演じる若き武士・菊之助が北村一輝演じる仇・作兵衛を仇討ちするシーンで始まる。


 その舞台になった芝居小屋では七代目、團十郎演じる人気演目「仮名手本忠臣蔵」がはけたところ。その狂言を観終わった観客の目の前で行われた仇討ち。

 

 柄本佑は、その1年半後、その仇討ちを江戸の検証に来る浪人・総一郎。この仇討ちのあった芝居小屋の関係者(渡辺謙、瀬戸康史、滝藤賢一、高橋和也、正名僕蔵)に、この件を聞いて回る。彼には、この仇討ち、どうも腑に落ちない点があるのだ。

 

 金田一ばりの探偵になって江戸・木挽町で各人の話を聞く物語。

 

「木挽町の仇討ち」★★★★☆

 

 よく出来ている。柄本佑の間の良さ、芝居のうまさがコメディ調を盛り上げる。舞台になるのは華やかな江戸の芝居小屋。世間のはみ出し者があつまる場所だけに、それぞれの個性が際立つ。

 

 原作もその辺の描写が読みどころだったけど、それを見事に映像化している。上手い俳優、味のある俳優を揃えた見事なキャスティング。無駄のない演出。

 

 ミステリー仕立てで、コメディ調になっているので「国宝」のような重厚感はないけど、江戸の歌舞伎小屋の裏側も拝見できる、なかなかの仕上がり。


 ヒットもしているようなので、来年の日本アカデミー賞では有力候補作になるのは間違いない。