続編が正編を大きく上回るヒットになっているのが「インサイド・ヘッド2」。アメリカでは「アナ雪」を越えるメガヒット。正直「1」はそんなに面白いとは思っていなかったので「2」がアメリカでそこまでヒットしているのは、何故なのだろうかといかぶっていた。しかし、観て納得。成功の理由は主人公ライリーの成長。「1」では幼かったので、感情も複雑ではなかった。彼女が思春期になったことで、感情も複雑になる。そこが物語を立体的に見せることにつながって成功している。練られた脚本の勝利。
「インサイド・ヘッド2」★★★★☆
監督はこの作品でデビューのケルシー・マン。前作の監督ピート・ドクター(「カールじいさんの空飛ぶ家」「モンスターズインク」「ソウルフル・ワールド」)から引き継いでいる。
「1」の設定をそのまま引き継ぎでいるけど、その膨らまし方が見事。なるほどなと納得した。
最近、ピクサーの作品が初期より落ちたなと思っていた。でも、この作品を観ると、まだまだポテンシャルがある!と嬉しくなった。