先日発表された「日本映画プロフェショナル大賞」。昨年の映画を対象にした映画賞では一番納得の結果 | con-satoのブログ

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 今年も半分終わった頃に発表になった「日本映画プロフェショナル大賞」。意外な作品、かつ納得の作品が選出されていた。この賞、選者も公開されていて、メンツを見ると、ちょっとクセのある選出もわかる。

 作品賞・監督賞・新進女優賞(さとうほなみ)を受賞したのは荒井晴彦監督の「花腐し」。荒井監督としては前作「火口のふたり」に比べ一般的な評価の低かった作品。この賞でまさに逆転。

 主演女優は菊地凛子。今年は朝ドラでも話題の菊地凛子。「658km陽子の旅」の彼女のためのような映画だった。主演男優は、こちらも朝ドラで話題の松山ケンイチ。主演作は「ロストケア」。この映画も年末の映画賞では無視されていたけど、この松ケンの演技は圧倒的だった。同時受賞は光石研。特別賞は「福田村事件」の製作チーム。


 同時にベストテンも発表されていて①花腐し②福田村事件③ほかげ④愛にイナズマ⑤アンダーカレント⑥渇水⑦市子⑧PERFECT DAYS⑨正欲⑩リバー流れないでよ


 他の映画賞では無視された「愛にイナズマ」「渇水」「正欲」「リバー」などが選出されているのも嬉しい。基本的にはインディペンデント系中心だけど、それはそれで賞のスタンスがはっきりしているので良いと思う。