鳥越俊太郎、小島慶子など、一時期、良くテレビで見かけていたテレビ文化人的ジャーナリストを最近は見かけない。
鳥越俊太郎がミソをつけたのは都知事選出馬。何故か都知事選で「憲法改正反対」を訴えた。この訴えを聞いて、この人、本当にジャーナリストなのか?と耳を疑った。
都知事の仕事は東京都の行政を司ることで、憲法とはまったく無関係。それさえ、理解していないのかと、唖然とするしかなかった。結果は当然、落選。以降、テレビなどのメディアに出ることはなくなった。
かなり前、この人が持ち上げられていた頃、知人がBSの番組で彼と共演した。その時、あまりのいい加減な知識に驚いたそうだ。「あの人、本当に京大なの?」と。
小島慶子もTBSを辞めた直後は人気だった。ラジオをしていた時代、小林信彦が褒めていたので、それほど優れていた人なのかと先入観を持った。
しかし、今はなき、BS朝日の名番組「ザ・インタビュー」で聞き手として登場した時、あまりの底の浅さに驚いた。これが、あの小林信彦が褒めた人なのかと。
インタビュアーなのに取材対象への事前の調査もしていないようで、自分中心の目線だけのインタビュー。1時間の番組だったので、インタビュアーの力量がはっきりわかる番組だった。
当時はエッセイなど出版で注目の存在だったけど、最近は姿を見かけることもない。賞味期限切れなのか。
いわゆるテレビ有名人。やはり、ホンモノなのかどうかで、その人の価値は決まる。ホンモノの人は長い間、活躍している。それにしてもいい加減な文化人気取りの多いテレビ界の人。