第2次世界大戦中のスパイ活動を描く「オペレーション・ミンスミート」。死体に嘘の情報を持たせ海に流す、その死体が付帯した手紙の嘘情報をドイツに信じさせようとするオペレーション。これを行うのはスパイ活動には素人の元弁護士。演じるのはコリン・ファース。しかし、こんなアホらしい作戦など成功するわけはないと軍幹部からはバカにされる。さて、作戦は成功するか?という展開。
「オペレーション・ミンスミート」★★★★☆。原作はベン・マッキンタイアーの「ナチを欺いた死体・英国の奇策 ミンスミート作戦の真実」。面白いのは、この作戦の傍観者としてイアン・フレミングが登場していること。若き軍人として、この作戦に携わるフレミング。この数奇な作戦が、のちにジェームズ・ボンドに繋がっているのだろうか。少なくとも諜報戦では英国は一日の長があることが良くわかる。こんな作戦の最中に恋に揺れるコリン・ファースがいい。元から軍人ではない人だから、それでいいのかもしれない。そんな人を抜擢するできるのが英国の強さ。(もっとも原作のファンの人には、フレミングの登場も色恋沙汰も、余計な脚色だそう)監督は「恋に落ちたシェークスピア」でアカデミー賞に輝いたジョン・マッデン。

