宮本輝『花の回廊』(山崎豊子) | コナン・ジムシーのブログ

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本の感想?を書いています
100冊/年?は読みたいです

古い記事でもコメントもらえると
うれしいです

今週は 月初めということで 土曜日休みました(^^)v

まぁ 家で仕事してましたけど(-_-メ)


山崎さん亡くなりましたね

残念ですね

ブログ初めてからは 『暖簾』(たしかデビュー作)しか

読んでないですけど

『白い巨塔』 『大地の子』 『二つの祖国』

読んでます

いずれも代表作ですよね 

いずれも大作ですよね

いずれも 感動作ですよ

おいおい泣くような キュンとくるような ツンとくるような

のではなく

ドーンと 重く そして 濃く

グググッ グググッ グググッ って感じで(@_@;)

なんのこっちゃ(^_^;)


何と言っても 緻密な取材と大量の文献その他?から

書き上げられた作品は 知的好奇心を刺激して

且つ 展開が ドラマティックで

勉強になる大河ドラマって感じで(@_@;)


新聞記者時代 上司が 井上靖 だったって話は

有名ですよね


盗用か 引用か って 問題になることが

何度もあったようですが

リアルタイムで それらを見聞きしていないので

作品を読んでる分には 関係ないですね


それに この人の場合は

ほとんど すべてが 映像化されているのが

すごいですよね


なんて 熱く 語ってますが

『沈まぬ太陽』は映画は見たが未読

『運命の人』『不毛地帯』はどちらもまだ。。。(^_^メ)


近いうちに 読みたいです

長編だから 気合入れないと(^_^;)



宮本輝 『花の回廊』(流転の海 第5部)



図書館ローテが少し狂いまして

読み返しです


1982年スタートの 『流転の海』が 未だに続いてます


『花の回廊』は2007年?

久しぶりに読み返しました


ちなみに 『慈雨の音』(流転の海 第6部)の単行本が

出版されてます

文庫本がでるまで我慢してます(^_^メ)


もう 30年経ってるのに 完結してない

だいたい 宮本さん いま いくつ?

1947年生まれだから 66歳?

(お願いだから 完結させてくださいね~)


五木さんの『青春の門』の完結は諦めてます(-_-メ)けど


基本 自伝的小説? 

だから いままでの宮本さんの小説でも描かれてきた

心象風景や そのとき そのときの 一瞬の記憶や 

風景や 匂いや 感情や 欠片たちが

ひとつの長編大河小説に 散りばめられ 出てくるのが

宮本ファンとしては また いいんです

これは 読みつくした人しか わかりづらいとは

思うんですが。。。(T_T)


『流転の海』 1947年 昭和22年 敗戦2年後

裸一貫となった松坂熊吾は大阪の闇市で再起を図る

そんな時 妻 房江に子が授かる 

五十を過ぎた熊吾は誓う この子 伸仁が二十歳になるまでは

絶対死なん と


これが どうやら 宮本さんらしいんです(^_^;)


物語には 父と子 子と母 そして 戦後の復興に向けての日本が

描かれており 

 

『花の回廊』 は 第5部にして ようやく 1957年 昭和32年です

紆余曲折合って 熊吾は また 一からの出直しを迫られ。。。

伸仁は 叔母の家に預けられ 尼崎のアパートの貧しい人々と

出会います

そこには 朝鮮半島の人々が多く住み。。。


けっして 楽ではない暮らし

人に裏切られ 人に侮られ 

でも 自尊心を持ち 

熊吾は 人に愛され 人を愛し

そして また 新しい事業を起こそうと。。。


なんか 元気になれるんですよね

熊吾をみてると 

力強くて ブレなくて

それに 長いですから 読み始めてから

めちゃ 愛着ありますし


宮本さん 絶対 完結してくださいよ!

(五木さんは諦めてます。。。(T_T))



-コナン-



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