NYゴールドは小幅続伸
5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.6%上昇と、前月から小幅低下。伸び率は市場予想通りだった。根強いインフレが確認されたものの、想定していたほどの過熱感を示していないと受け止められた。しかし、その後発表された6月の米ミシガン大消費者景況感指数と6月のシカゴ景況指数(PMI)が市場予想より上振れしたことで上値も重く、相場はかろうじてプラス圏を維持して終了。
NYプラチナは反発
5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.6%上昇した。伸び率は市場予想通りで、前月から小幅低下した。インフレ再燃をめぐる過度な警戒感が和らいだことから、高金利環境の長期化がマイナス要因となる白金族の投資妙味が増し買いが先行。 一時約1031ドル付近まで買い進まれた。ただ、その後発表された6月の米ミシガン大消費者景況感指数と6月のシカゴ景況指数(PMI)がそれぞれ市場予想を上回る内容となったことで、市場では年内利下げ観測がやや後退。利益確定の売りも出て、上げ幅を縮小した。
NY原油は反落
米エネルギー情報局(EIA)は28日付の石油供給に関する月報で、4月の米石油生産量と需要は4カ月ぶりの高水準となる一方、4月のガソリン需要は日量883万バレルと、2月以来の水準に低下したと明らかにした。夏季の旅行客の増加で燃料需要が拡大するとの期待は強いものの、低調なガソリン需要を示す統計を受け、売り圧力に押された。月末や四半期末の持ち高調整の売りも出たもよう。
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