こんばんは。

 

優櫻です。

 

 

昨日、第100回箱根駅伝の予選会が行われました。

私はちょっと用事があってレースはリアルタイムでは見られなかったんですが、家に帰ってからしっかり録画で確認しました。というわけで、結果についての雑感をちょっと書いていこうかと思います。

 

 

最終結果

1位 大東文化大学 10時間33分39秒

2位 明治大学   10時間34分38秒

3位 帝京大学   10時間35分08秒

4位 日本体育大学 10時間36分42秒

5位 日本大学   10時間36分54秒

6位 立教大学   10時間37分06秒

7位 神奈川大学  10時間37分20秒

8位 国士舘大学  10時間37分21秒

9位 中央学院大学 10時間37分27秒

10位 東海大学   10時間37分58秒

11位 東京農業大学 10時間39分05秒

12位 駿河台大学  10時間39分40秒

13位 山梨学院大学 10時間39分47秒

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14位 東京国際大学 10時間39分50秒

 

これを見ても分かる通り、今回はかなり僅差の戦いになりましたね。

上位3校は下馬評も高かったですし総合タイムを見てもちょっと抜けていますが、4位から10位まで1分16秒差。10位と11位は1分7秒空きますが、11位から14位までが45秒差。ボーダーラインの3秒差というのは83回大会の1秒差に次ぐ小さい差になります。

 

トップ通過は大東大。62分30秒以内で3人が走り、ワンジルがアクシデントで完走できませんでしたが、日本人選手がしっかりとカバーしての2年連続トップ。前回は予選会で出し切ってしまった感がありましたが、今回はその経験を活かして本戦でもシード権を狙っていきたいところでしょう。

2位も前回と同じく明治。全日本予選敗退で夏に監督が代わりましたが、実力通りの上位通過となりました。

3位は6年ぶりの予選会となった帝京。小野や福島を欠く中でも安定した戦いを見せました。

4位は日体大。しっかりとレースをまとめる集団走はもはや芸術。往路で取り残されなければシード争いも絡めると思います。

5位に日大が入り、4年ぶりの復活! ボーダーライン上だと思っていたので5位通過は驚きましたが、名門校が100回大会にいるのは嬉しいですね。個人トップのキップケメイを軸に、本戦でも存在感を発揮してほしいところ。

6位は立教。直前にゴタゴタがありましたが、2年連続の出場を決めました。まずは何より良かったですね。

7位は神大。まさかの予選落ちから最速で戻ってきました。4年生は力がある選手が多いので、安定した走りに期待。

8位が国士舘。92回大会では10秒差に泣きましたが、その翌年から8年連続出場。箱根出場は「当たり前」になってきました。

9位の中央学院も2年ぶり復活。これまで箱根予選会では本領を発揮できなかった吉田ですが、積極的な走りで日本人2位とエースの仕事を果たしました。

10位は東海大。石原や越を欠く状況でひとまず通過できて良かったというところか。本戦はベストメンバーで見たいです。

ここからは増枠の3校ですが、11位に東京農大。松葉緑の襷が10年ぶりに箱根路へ! 日本人トップの前田はリアル蔵原走みたいですごいですね。3枚看板が万全な状態で当日を迎えられれば、往路の台風の目になってもおかしくないと思っています。

12位に2年ぶり2回目となる駿河台。若い選手中心のチームで下馬評も高くありませんでしたが、見事に復活を決めました。

最後の一枚の切符を掴んだのは山梨学院。前回の本戦で力走した4年生が多数卒業しましたが、ムトゥクと北村がしっかり稼いだのが大きかったですね。

 

そして次点は東京国際。白井の欠場とエティーリの転倒があったとはいえ、まさか落選するとは…。エティーリは想定より1分半から2分くらいのマイナスだと思いますが、それでも落ちるような戦力ではありませんからね。ちょっと留学生に頼りすぎたかなあという感想になってしまいますかね。

ここ数年で強化の切り札的に留学生を抱えるチームが爆増していますが、留学生だけの力じゃ勝てませんからね。実際、箱根で留学生を要して優勝したチームは山梨学院だけですし。出雲駅伝で創価が2位、城西が3位に入りましたが、どちらも日本人選手も戦力整ってますからね。東京国際にしても、アンカーのヴィンセントに渡る前にトップを奪って初出場初優勝した時みたいなチームを再び作れれば望ましいですよね。その優勝を知る世代はまだ残ってますしね。

 

 

これで第100回大会を走る全23校が出揃いました。

歴代優勝校だと筑波、慶應、専修、亜細亜は落選しましたが、大正時代から出場している大学、昭和に黄金期を築いた大学、平成に旋風を起こした大学、令和に入って名乗りを上げた大学と、各大学の歴史も様々でおもしろいですね。

しかしまあ、今大会も結構熾烈な争いになりそうな予感。

月曜日に行われた出雲駅伝を見ても、駒澤がさすがに頭二つくらい抜けていますが、2位以下は混戦ですからね。これを見ると予選会校も上位戦線に食い込むチャンスはあるんじゃないかと思います。

今後の全日本、そして箱根が今から楽しみです。