こんにちは。

 

優櫻です。

 

 

さて、前回のブログに引き続いて区間エントリーのチェックです。

今回は予選会を勝ち上がった10校と関東学生連合チームを見ていきます。

 

明治大学

手嶋ー新谷ー曳田ー小澤ー下條

杉本ー漆畑ー櫛田ー金橋ー橋本

(補欠)佐久間、鈴木、加藤、富田、児玉、杉

前回は1区2区の出遅れが最後まで響きシード落ちを喫しましたが、今回は1区に手嶋を投入。2区は当日変更で鈴木、加藤、児玉の誰かが入るでしょうが、故障が完治していれば鈴木になる可能性が一番高いかな。往路の変更は2区と3区のみだと思うので、上の3人のうち1人は復路に回すことができそう。前回9区の富田も復路に入ってくるでしょうか。

全日本大学駅伝でも7位に入っており、額面通り走ればシード権の獲得は十分に可能だと思います。

 

中央大学

吉居ー手島ー園木ー中野ー阿部

若林ー居田ー田井野ー湯浅ー森

(補欠)井上、倉田、三浦、助川、中澤、東海林

ちょっと意外ではありました。藤原監督が「手島は2区もある」と話していた記事も見ましたが、本当に2区に入るとは思ってなかったです。1区吉居で上位につけて、2区は凌いで3区以降で勝負というところで、東海大が優勝した時の「2区・湯澤」に近いイメージか。

復路は経験者の6区若林のほか、走力の高い選手がそろっており充実した布陣を組めそう。往路復路ともバランスよく繋げば、10年ぶりのシード復帰も夢ではありません。

 

日本体育大学

大森ー藤本ー水金ー分須ー吉冨

盛本ー漆畑ー九嶋ー岡嶋ー名村

(補欠)大内、大畑、加藤、佐藤、高津、村越

全日本を回避した藤本が間に合ったというのが最大の好材料でしょう。当日変更では、往路は1区に大畑、3区に大内か佐藤が入るのかなー。ここ2年は序盤に見せ場を作りながらも後続が続かずに結局下位に沈んでしまったので、なんとか良い流れを引き継いでいきたいところ。復路も平均的な走力は十分だと思うので、6区盛本が良い流れを作れるか、そして全員がその流れに乗って走れるかだと思います。

 

山梨学院大学

木山ーオニエゴー髙木ー伊東ー成毛

矢島ー川口ー坪井ー石部ー篠原

(補欠)松倉、岩谷、橘田、北村、新本、高田

松倉が1区を希望しているという記事が多くありましたが、1区には木山が入り、松倉は補欠。松倉が3区に入るなら問題はないのですが、もしかしたら木山か松倉いずれかが走れないのかもしれません。そうするとかなりの痛手になってしまうのですが…。

いずれにしても1区と3区がポイントになりますね。オニエゴを活かしたレースを日本人選手がしていけるでしょうか。

 

神奈川大学

巻田ー西方ー中原ー小林政ー山﨑

横澤ー佐々木ー鈴木ー小林篤ー落合

(補欠)川口、安田、有村、宇津野、大泉、高橋

前回は1区の呑村が4位、2区の井手も区間9位と流れをしっかりと作って往路8位に入りましたから、1区の巻田、2区の西方でその再現を狙いたいところ。3区と4区は当日変更で川口や宇津野が入ったら盤石でしょう。その一方、前回は復路の7区と9区でブレーキがありシード権争いから弾き出されました。大砲がいないだけに、いかにブレーキなく繋いでいけるかというのも大事になるでしょう。

 

法政大学

内田ー鎌田ー松本ー高須賀ー細迫

久納ー中園ー稲毛ー扇ー山本

(補欠)清家、川上、河田、宗像、小泉、武田

内田、鎌田の1区2区は全日本と同じ並びですね。第二中継点を2位で繋いだ全日本のように流れを作り、後続の選手もそれに乗っかっていきたい。往路は4区に清家、河田、小泉のいずれかが入るでしょうか。山はいずれも未経験者が務めることになりますが、5区の細迫はともかく6区は久納がそのままなのか宗像あたりと代わるのか…。主力選手が多く補欠に入っているので当日変更に要注目ですね。

 

中央学院大学

栗原ー吉田礼ー武川ー伊藤ー吉本

工藤ー松井ー堀田捷ー飯塚ー井澗

(補欠)馬場、吉田光、荻沼、小島、中島、堀田晟

1区の栗原、2区の吉田礼、5区の吉本は事前の報道通りのオーダー。春先好調だった吉田礼がロードでも力を発揮できれば、栗原は1区の区間賞候補でもありますし、序盤で上位につけることが出来そうです。6区は前々回山下り要員として準備していた武川、小島の二人ではなく工藤が入っていますね。ユニフォームを一新した新生・中央学院は箱根路でどんな走りを見せるでしょうか。

 

駿河台大学

入江ー榊原ー松本ー今井ー永井

小泉ー長谷部ー池原ー田尻ー阪本

(補欠)ブヌカ、清野、出仙、町田、新山、加藤

エース格のブヌカ、清野、町田が揃って補欠に入り、特にブヌカの投入区間は各大学とも気にしているところではないでしょうか。4区5区は元教師と生徒の「師弟リレー」ですからね。話題性なら優勝候補の駒澤や青山学院にも引けを取らないでしょう。

初出場でのシード権獲得は戦力的にやや厳しいかと思いますが、なんとかひと区間でも長くタスキを繋いでいきたい。

 

専修大学

千代島ー髙瀬ーキサイサー冨永ー野下

横山ー江口ー岩間ー服部ー佐々木

(補欠)国増、南、木村、田島、中山、水谷

専大初の留学生・キサイサは3区に入り、髙瀬が2区に入りましたね。全体10位(日本人3位)で走った予選会の勢いのまま、エース区間でも好走を見せるでしょうか。その二人と繋ぐ1区、4区は当日変更の可能性が高そう。予選会チーム3位の水谷や主将の国増あたりが入るか。7年ぶりの出場で19位とも10分50秒差を付けられて最下位に沈んだ前回のリベンジを果たせるでしょうか。

 

国士舘大学

木榑ーヴィンセントー荻原ー三代ー山本雷

長谷川ー西田ー清水悠ー松井ー望月

(補欠)小早川、清水拓、田中、綱島、福井、山本龍

1年次にトップで戸塚中継所にタスキを持ってきたヴィンセントも最後の箱根。そのヴィンセントからタスキを受ける荻原が鍵になるでしょう。3年続けて3区は区間18位以下と失速しているだけに、なんとかヴィンセントで浮上した勢いを繋いでいきたい。補欠登録の清水拓、綱島、山本龍ら前回経験者は、投入されるなら復路でしょう。添田監督が「今までで一番強い」と言うチームは何位に食い込むでしょうか。

 

関東学生連合

中山ー並木ー斎藤ー宮下ー福谷

鈴木ー田島ー大野ー辻野ー諸星

(補欠)古川、厚浦、桐山、竹井、村上、山中

「関東学生連合」という名称となった91回大会以降、10位まで9秒と迫った92回を除いて毎回20位相当近くに終わっていますが、個人の実力から見れば10位前後の結果を残しても不思議ではありません。往路は4区に村上が入れば5人全員予選会で個人30位以内の選手、特に1区から4区まで10000m28分40秒を切る選手が揃いますから強力です。復路は9区に当日変更で竹井が入ればより強固になる。

予選会で敗退したチームのエースたちのプライドをかけた走りに期待しましょう。