大相撲と量子力学
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
大相撲夏場所も中日を過ぎ、非常に白熱した展開となってまいりました。
今場所は朝青龍が怪我してお休み・・・多くの力士にとっては鬼がいない間にウォッシングしときたいところでしょう。
今現在、古株の大関・千代大海が一敗で優勝争いのトップを走っています。
千代大海ってのは以前こちらの記事 でご紹介した・・・
この人ね (`Θ´)スゴイヨネ
新大関・白鵬の相撲は場所ごとに安定感を増しており、同じく一敗していますが私の見立てでは今場所一番の優勝候補です。(千代大海ごめん)
白鵬のお父さんはモンゴル初のオリンピックメダリスト(レスリング)で、元モンゴル相撲の横綱!
彼は英雄の息子です。
これが白鵬。昭和60年生まれ(!)の21歳。
驚いたことに、未だに身長が伸びているらしい(笑
シキっている姿がまるであんこモチのようなこの力士は雅山(みやびやま)。
我が家でのあだ名はミヤブーです。
ミヤブーもここ最近では最高に調子がよく得意の押しが炸裂!同じく一敗で両大関と並んで優勝争いを熱くしてくれています。
ちなみにミヤブーは角界随一の巨乳の持ち主でもあります。
さらに今場所はとてもウツワがでかそうな二人が新しく幕内に上がってきました。
豊真将(ほうましょう)はそんなに体は大きくないけど、見るからに強そうな筋肉の付き方で今後に期待出来ます。
面構えがいいです・・・気も強そう。あの寺尾の弟子です。
もう一人は把瑠都(ばると)というしこ名でエストニア出身。
逆にこの名前で青森出身だったら反則よね(`Θ´)
把瑠都は荒削りですが、とにかくスケールがでかくてパワーがすげぇ・・純粋な力の強さだったら幕内でもトップクラスです。
この人は近いうちにすごいことやらかしますよ(`Θ´)キット
今日紹介した力士たちの他にも、最近の相撲界は非常に個性が際だった人が増えてきました。
いろんな人が場所を引っかき回してくれるので、見ているほうとしてはとてもおもしろいです。
さて、ものすご話は変わりますが、皆さんは量子テレポーテーションという現象をご存じでしょうか。
私も読みかじり聞きかじりのレベルで、しかもどんなに調べても論理の正体がさっぱり理解できない難解な現象なのですが・・・まぁとにかく世の中にはまだまだフシギなことが山ほどございます。
光子や電子などの素粒子に特殊な処理を施すことによって、それぞれ反対の性質を持つ二つの粒子に分裂することがあります。
分裂した片方の粒子に情報を持たせて観測し、その情報をもう片方に送信することによって、情報のコピーを瞬時に作成する・・・みたいな・・たぶん。
分裂した粒子Aに小細工をして、これがAXとなるようにします。
そうするとフシギなことに、もう片方の粒子Bが勝手にBXになってしまい、これらを測定し情報伝達することによってXという情報を取り出すことが出来るのだそうです。
つまり一方に刺激を与えると、同時にもう一方にも同じ影響が現れるというわけ。
まるで超常現象のようなこの原理を利用した暗号技術や、量子コンピュータと言われるものが将来世の中を変えてしまうかもしれない、すげぇお話です。
そして実は私の愛する大相撲の世界にも、この量子テレポーテーションに類似した現象が発生しているのです。
そう、この二人ね (`Θ´)オナジミ
モミアゲブラザーズ、闘牙と隆の鶴です。
(この両者についての詳細はこちら )
実は私・・2年ほど前から薄々感づいていたのですが、この両者は極めてフシギな挙動を示し続けています。
そこで私の疑念を明確にするため、この両者の過去の記録を調査いたしました。
これ (`Θ´;)ハァハァハァハァ ← 乙
これは平成16年初場所以来の隆の鶴、闘牙両力士の番付(ランキング)をグラフ化したものです。
もちろん赤い線が隆の鶴・・闘牙を青い線で表示しています。
大相撲のランキングは幕内、十両、幕下・・と連続しないため、十両筆頭を17枚目、幕下筆頭を27枚目とみなして数値化しました。
ご覧の通り、平成16年末ごろから両者のグラフの動きは極めて酷似・・・・てか・・
同じやん!(笑
私がいぶかしく感じていたのは彼らの調子の波です。隆の鶴が不調になると、闘牙もだんだん悪くなって・・・そんでどっちかが良くなるともう片方も調子を上げる・・・
前々から片方の調子がコピーされるような状態をフシギに思っていましたが、調査してみて自分でも本当に驚きの結果となりました。
両者とも全体のトレンドとしては見事な右肩下がりを形成しており、先場所に至っては
闘牙 十両東十枚目 2勝13負
隆の鶴 十両西十枚目 1勝14負
まるで右クリックしてコピー&ペーストしたような驚愕のシンクロ率!
しかも闘牙が1勝リードしているように見えますが、これはモミアゲ直接対決でおさめた白星です(笑
そして今場所は両者とも仲良く幕下陥落・・・嗚呼・・・
この二人は体つきや顔がバリそっくりである上に、誰もがなりたがるとは断じて言い難い力士という職業を選択し、そしてほぼ同一の好不調リズムを刻んでいるのです。
しかも、この同じ時代で・・・
さあ、もうここまでくると前世の存在を信じるしかありません。
彼らは紛れもなく縁(えにし)という目に見えない絆を顕在させているのです。
この両者の存在自体が奇跡以外のなにものでもないと私は思います。
ところがこの相撲界の量子テレポーテーションとも言うべき両者に、実は最近ちょっと異変が起きました。
非常に残念なことに、モミアゲBros兄である闘牙が引退をしてしまったのです。
スポーツ選手ですから仕方がありません。いつか来るとは思っていたけど、悲しいお知らせです。
今後は後輩を育てる立場となった彼は、引退会見においてこんな言葉を残したのだそうです。
「はたかず前に出る弟子を育てたい」
勝ち星の57%が引き技だった闘牙としては自戒の意味も込められているのかもしれません。それにしてもこの発言はちょっとおもしろいです。
しかし、こうなってくるともう一方の量子の行方が気になるところ・・
モミアゲ直接対決がもう二度と見られないのはとても残念ですが、それでもやはり隆の鶴にはもう一度幕内で相撲をとってもらいたいものです。
今場所は今んとこ全敗やけど・・・残りをなんとか勝ち取って、来場所また奮起してもらいたいものだと思っています(`Θ´)
なにはともあれ闘牙関!たくさんの浪漫をありがとう!お疲れ様でした。
ゆくゆくは、隆の鶴と二人で量子コンピュータ開発の分野でも活躍して頂きたいと思います(`Θ´)