塩が美味いんです。
プチ断食後の食事は白がゆに塩。
たった2日間ですが、塩分をほとんど摂っていませんでしたから、
塩味が染みいる感じで、
「嗚呼、塩は美味い、米は甘い」と感激したのでした。
昔は、塩と梅酢で、味つけをしていたことから、良い塩梅と言うのだそうです。
やはり、基本は塩ですね。
少なくとも、多すぎても、駄目で、ちょうど良い塩梅の勘所が重要。
とてもよく言われる事ですが、
基本が大事は、料理に限らずすべての事柄について言えますね。
本日の仕事も良い案配になるように、基本をさらって出向きます。
それにしても、
断食中は皆さんのブログの美味しそうな写真や記事をよく見ました。
料理本などにも目を通したりしていました。
その類のものを避けたいと気持ちと見たい気持ちが、
シーソーのように揺れあっていましたが、以下の事を思い出しました。
本か漫画の一節でしたが、
「酒、三厭五葷(さんえんごくん)仏門に入らず」
(三厭は、肉、鳥、魚。五葷は、ねぎ、にんにく、にら、らっきょう、あさつき)
と言う言葉に対して、精のつくものを断って何が悟りだ、何が修行だ。
精がつくものをとっていても、煩悩を断てるべきだという一説がありました。
そこで、別に修行ではありませんが、あえて物を食べずに、
美味しそうなものを見るのもオツなものかと思ったので、
積極的に料理本やブログを見ておりました。
ちなみに、僕はMではありませんよ、どちらかと言うとS傾向かな。
そんなわけで自分を虐めるために、積極的に見たり読んだりしたのでした。
さて、断食記事は今日で終了。
明日から、通常のブログに戻ります。
次回のプチ断食は、4~6ヶ月後、気候がよい按配の頃となるでしょう。
夏は無理です。
暑い時期に2日間も続けて、
よく冷えた泡だつ黄金色の般若湯を断つことは、限りなく難しいのです。
そんなに人間ができておりません。