風水という言葉は中国が由来でしたね
天と地を観察するや地理などとも
呼ばれていたことからも
自然と人々の暮らしを調和
するための知恵として受け継がれてきたもの
なので風水は占いと言うよりも
環境学や地理学または建築学というように
学問的な要素が濃いように思います
中国では風水はもともと
人々の繁栄や健康と幸運を導く
ための手段などに使われていたようです
心身の健康状態は
住んでいる場所や環境によっても左右され
環境と健康には大きな繋がりがあるという
興味深い見解もあるようなので
風水といえども侮れません
一般的に風水で良いとされるのは
下記のような環境と言われております
背後(北)に山や丘陵
前方(南)に平地や海または湖沼
東に河川
西に大きい道路
が配置されている場所が良いと言われています
そういった場所は
人々や動物が住みやすい土地になる
という風に考えられているからなのですね
※画像はお借りしました
こちらの方が分かりやすいかもしれません
※画像はお借りしました
風水は『唐』の時代に盛んになり
陰陽説や五行説を取り入れて進化し
『宋』の時代に『羅針盤』が登場して
方位を使って吉凶を占うという
今の私たちが知っている風水に近い形に
変化していきます
風水が先か方位磁石が先か
風水の考えの方が先だったことが
わかりました
中国の四大発明と言えば
火薬・紙・印刷技術・羅針盤
が有名です
風水と羅針盤(コンパス)は
昔から深くつながりがありそうです
そもそも中国では古くから『方位』
が重視されていたようで
地位の高い人は
北に座り南に顔を向ける
ある遺跡では
住居の出口が南向きになっていたり
と古代の中国では『方位』についての知識が
既にあったと考えられているそうです
ただ
羅針盤は風水よりも後ですが
羅針盤の元のようなものは
紀元前から存在しているらしい
司南というそうです
※画像はお借りしました
四角い部分 地盤
丸い部分 天盤
レンゲのような物 司南
こちらはレンゲのような物の先端が
南を指すそうですが
方向を正確に示すことが出来なかったため
羅針盤としてではなく
主に占いに使われていたようです
方位磁石が無かったとしても
地面に棒を垂直に立てて影の長さや位置を
測って方位や時間を知っていた
そのくらい方位というものを
古くから重視していたのだな~と
改めて感じました
話は少しそれますが…
風水で使う『羅盤』と『羅針盤』
中国の風水の1つなのか地相占いに
使われる『羅盤』という方位盤があり
この『羅盤』の中央に方位磁針を
埋め込んだものが『羅針盤』と
呼ばれるようになったとか
『北』について調べているはずなのに
随分と遠回りしているような
つづきます
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます