I Do Cafe Vol.8 の開催報告〜♪ | 地域は子どものために、子どもは地域のために

地域は子どものために、子どもは地域のために

一般社団法人コミュニティ・4・チルドレンは、
恵まれない環境に置かれるアジアの子どもたちが、元気に笑顔で成長できる地域づくり
を応援します。

5月12日(日)、大阪ボランティア協会 市民活動スクエア CANVAS谷町にて、
I Do Cafe Vol.8を開催いたしました!!

今回のテーマは、
「スタディツアー報告記 ~子どもの笑顔が広がる地域づくりに出会う旅~」でした。

C4Cが3月に主催した「フィリピンスタディツアー」と「タイスタディツアー」
それぞれの参加者から、見てきたこと、聞いてきたこと、感じたこと、
気づいたこと、学んだこと、考えたこと・・・・・・・などなど、聞かせていただきました。

今回は、27名の方にご参加いただきました。
2月にC4Cもブースを出展した「ワン・ワールド・フェスティバル」でお会いした方もお越しくださいました。
社会人の方、学生の方、半々ぐらいのバランスとなりました。

それでは、当日のレポート

まずは、自己紹介タイム!
一人ひとりのネームタグには、「ニックネーム」と「行ってみたい国」を事前に書いていただいています。
それをひっさげて、みんなで、出会いおしゃべりを楽しむことから、Cafe スタートです!




さて、ここから、いよいよ、スタディツアーの報告
まずは、ツアーのスケジュールや日程、やってきたことの発表です。

フィリピンでは、山岳地帯でしょうがい児・者のリハビリテーションや自立生活の支援、保護者の経済的自立支援、自治体との関係づくりなどに取り組む現地団体「JPCom-CARES」を訪問しました。
保護者との交流、家庭訪問、ホームステイなどを通して、山岳部のしょうがい児・者の暮らしとコミュニティ・ケアを学んできました。


タイは、東北地方コンケン県の農村で活動する現地団体「カムクーンカンペーン財団」を訪問しました。
ホームステイを通して、子どもたちと生活をともにし、伝統舞踊を教えてもらいました。また、2泊3日の仏教寺院での瞑想修行にも参加し、どっぷりと東北タイの文化と暮らし、地域に触れてきました。


その後、ツアー参加者より、感じたこと、学んだことなどを聞かせていただきました。

★フィリピンツアー参加者の声(まとめ)
・家庭訪問した際、子どもが家から出る機会がなく、学校にも行けず、ずっと家で寝ていると聞いて
 ショックを受けた。
・友だちとのつながりがないなと感じた。うれしいことも、楽しいことも、つらいことも、
 友だちと分かち合いたいと思うし、友だちとのつながりが大事だと思った。
・ホームステイした時にも、家の中では元気に遊んでいたのに、いざ外へ出てみるとずっと握った手を離さず、
 とっても子どもが不安そうだった。外に出る事に慣れていないのか、怖いと感じているのかなと感じた。
・カバヤン町で保護者の方にお話をうかがった際、住んでいる村からリハビリテーションセンターまで、
 片道1時間かかるところから来られていることに驚いた。
 バスは毎日1往復しかなく、交通費もかかることなど、アクセスの面で非常に苦労されていることを知った。
・現地スタッフの方々は、子どもたち一人ひとりの個性や特徴、保護者のことや家庭のこともよく理解して
 おられた。様々な人や自治体と連携しながら取り組まれているなと、コミュニティ・ケアの大切さ、
 今の状況を変えていこうというエネルギーを感じた。
 また、これからの未来の子どもたちを想い活動しているという言葉が印象的だった。
・英語が苦手だったけれど、話すことへの抵抗が少なくなり、人に話すことに壁がなくなった。
・フィリピンでも、どこの国でも、周りの人が助けていくような、人が助け合っていくような制度が大事だなと
 思った。
・何かしたい!と思うけれど、自分が思っている以上に自分が知らないことが多いことを知り、これからも
 様々なことを知りたい。
・子どもと関わる活動をしているけれど、これまでしょうがい児のことを知らなかった。
 これからは、しょうがいについても知っていきたい。

★タイツアー参加者の声
・実際に行ってみると、子どもも村の人も楽しく笑顔で接してくれた。
 7泊8日一緒に過ごしていく中で、少しずつ家族の一員のように接してもらえた。2泊3日で寺院に瞑想修行に
 行く際は「いってらっしゃい」、帰ってきた際は「お帰り」と言ってもらえて、とてもうれしかった。
・ホームステイ中、子どもたちと一緒に過ごすことが多かったが、保護者の方たちとはあまり接することが
 なかった。起きたときには、すでに工場に働きに行っておられ、ご飯なども子どもたちが準備してくれた。
・一番年上の現地スタッフは、お父さんみたいな存在。子どもたちに声をかけ、ハグをし、大きな愛情を
 注いでおられた。子どもたちと年齢の近いスタッフは、なんでも相談されるお兄さん的な存在。
 どこの家族とかではなく、みんなが一つの家族のように感じた。
・「見てるよ」、「気にしているよ」と、いつも愛情を伝えてくれる人の存在が大事だなと、スタッフの
 姿を通して感じた。
・まったく言葉が使えなかった中で、ボディランゲージの大切さを知った。アットホームな村の様子が
 大好きになり、また行きたい。
・笑顔で人を元気にしていきたいと思ったし、人の笑顔を守れるようになりたい。


その後は、グループに分かれての時間
前半の感想、それぞれの関心事や自身のI Do(実践)について聞き合いながら、交流しました。


そして、最後に、恒例のお代のお支払いです。
Cafeを通した、ひらめき、I Do、We Doの発表です。
ビデオグラファーの野田さんがムービーにまとめてくださいました!
ぜひ、参加者のひらめきをお聞きください♪
http://www.youtube.com/watch?v=vHjfYbCHdDo&feature=youtu.be










・自身も過去にスタディツアーに参加し、またこうやって話を聞かせていただいて、つながっていると感じた。
 毎年、現地の子どもたちや保護者の方々を同じ場所で写真を撮影し、変化を見続けていく、
 そして次のメンバーへとバトンを渡していく、過去参加者にも共有していく、
 そんなことができたらいいのではないか。
・自身がソーシャルワーカーを目指すきっかけになった現地団体のスタッフに会いに、フィリピンへ行きたい。
・話をしていて、多様な価値観があると思った。自分自身の中にも広げていきたいと思った。
・自身の知らないことを知って、視野を広げていきたい。
・I Do Cafeでは、様々な国に行ったことのある人、興味のある人が集まっている。
 みんなの経験談や意見をまとめて、地域や小学校、中学校に行って、講演会などを開いてみるのも
 いいのではないかと思った。
・アジアの国の中で、どんな事がおこっているのか、若年層に知ってもらえるような取り組みをすすめたい。
など、様々な「ひらめき」をお代としてお支払いいただきました!!


ご参加いただいた皆さんの I DoやWe Doが育っていく時間になっていたらうれしいです。

会場を貸してくださった大阪ボランティア協会様ありがとうございました!!

そして、ツアー参加者の皆さん、準備やご協力をありがとうございました!!


さて、次回は、7月7日(日)に予定しています。
近日中に広報開始しますので、しばらくお待ちください