第一回I do cafe開催報告 | 地域は子どものために、子どもは地域のために

地域は子どものために、子どもは地域のために

一般社団法人コミュニティ・4・チルドレンは、
恵まれない環境に置かれるアジアの子どもたちが、元気に笑顔で成長できる地域づくり
を応援します。

7月2日、ECC国際外語専門学校にて、
第一回I do cafeを開催しました。


地域は子どものために、子どもは地域のために             Community 4 children




暑い中、滋賀や和歌山など遠くからもお越し頂き
ありがとうございました。

参加していただいた方の年齢層も幅広く、
学生さんから、定年をむかえられている方もおられ、
また、職種も様々で幅広いお話ができました。

第1回の I Do Caféでは、
東日本大震災の被災地宮城県石巻市で、
子どもたちを支援している河内崇典さんと、
東郷智恵美さんをお招きしました。
子どもがまちの復興の一端を担い、まちを元気づける

「石巻復興支援ネットワークやっぺすぅ石巻」の
活動についてや、
メディアには出てこない被災地の生の話を聞くことができ、
どれも興味深く、
被災地から遠く離れたこの地で暮らす私たちには、
考えさせられることばかりでした。
中でも印象に残ったのが、
支援する側と受ける側のミスマッチについて、お話された中に

「与える支援ばかりではなく、
現地の人が主役になれる街づくりを。」

という言葉がありました。
震災当初、「食料がない、服がない、薬がない」といった
問題がメディアで多く報道され、
大変だ!被災地にどんどん物資を送れ!!
というような事を必死でしていた支援のイメージが、
強く残っている人が多いように思います。


私自身も普段、高齢者の自立支援の仕事をしていますが、
こうして、現地の話を聞くまでは、
災害支援と聞くと思い浮かぶのは
与える支援がほとんどでした。


もちろん、復興支援にはたくさんの物やお金も必要です。


しかし、忘れてはいけない事は主役が誰かということ。
立てなくなった人が、立ち上がろうと思い、
自分の足で立ち、そしてそれに喜びを感じ、
またがんばろうと思えること、
よい支援者とは、
名脇役であるということを
改めて気づかされたお話でした。



I do cafeには2つの大きなルールがあり、
一つ目は「おしゃべり(すること・聞くこと)を楽しむこと」
二つ目に「お会計はひらめき払いで」
というのがあります。
この「お会計はひらめき払いで」というルールですが、
これはカフェ参加者がこの会を通じて、
自分のひらめいたIDOやWeDOを最後に支払うというシステムです。

この日、多くのIDOやWeDOが生まれました。

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「人と人が繋がってパワーを出すと、より計画性があって配慮にも慎重になれる。もっと人と人が出会うチャンスを」
「子どもたちの現状を伝えること。現地で必要だと思われる学習会をひらく。」
「学校のボランティアサークルで今日の内容を発信していく。そして話し合いをして、さらなるIDOを集める。自分も発信源になる」
「学校と学校をつなぐ、先生と先生をつなぐ、子どもと子どもをつなぐ。一緒に主体的な活動を生み出す」

などなどその他にもたくさんのIDoがありました。


皆様のI DOがI Doingになること、
そしてまたお出会いでき、おしゃべりできる日を楽しみにしています。



最後に、場所の提供をして下さった(学)山口学園 ECC社会貢献センター様、
本当にありがとうございました。


I Do Café店長 高木紀枝


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