【米軍特殊部隊・伝説のリーダーが語る主体性の育て方】
先日ある友人から、アメリカの特殊部隊に在籍していたという方の
聞きました。
ビジネスの現場でも活かせるとても興味深い話だったので、シェア
特殊部隊にいた男性K氏は、こんな話をしてくれたそうです。
大統領からも熱い信頼を得ていた、
S大佐という伝説のリーダーがいました。
そのS大佐は、なんと自分の意見を言うことなく
自分の部隊を動かしていたというのです!
ある戦いの前に戦略会議を開いたときのこと。
S大佐は部下たちを前にして、こう言いました。
「お前たちはどうしたいんだ?」と。
そのあとは、部下にまかせて
何も口をはさむことなく、ただそこにいるだけ。
部下たちがあれこれと意見を出して議論し
戦略がまとまりかけた時に、S大佐はこう言います。
「お前たち、それでいいのか?」と。
通常、軍の戦略会議では、大佐が軸になる方針を立て
それにそって部下たちが細部の戦略を組み立てて行く。
ところが、あろうことか
S大佐はまったく自分の意見を言わない。
一体どうなってるんだ?
と疑問に思ったK氏は聞きました。
「大佐!なぜご自分の意見を言わないのですか?」と。
K氏は大佐の回答を聞いて思わずうなったと言います。
大佐の回答とは・・・
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「頭に入るからだよ。自分たちで考えた戦略だと頭に入るだろう?
命がけの戦いなんだから、頭に入っていないと致命的になる。
だから私は自分の意見をいわずに部下たちに考えさせるんだよ」
私はこの話を聞いて、
これぞコーチングやファシリテーションの源流だなぁと思いました
人からあれこれアドバイスされても、
自分の中から湧き出たものではないと、納得感が薄い。
うまくいかなければ
「いやぁ・・・上司から言われたからやってみたんですけどね」と
自己責任意識を持ちにくくなる。
マーケットでの戦いであればまだしも、
リアルな戦場であれば死が待っていますからね(≧∇≦)
だから部下が自分の頭で考えて議論し、
納得のいく戦略へと落とし込んで
自分たちのものにすることが大事なんだなぁと思いました。
・・・だからといって
アドバイスをすることがダメなわけではありません。
でもただアドバイスするだけでもよくないのです。
そこでやっておきたいのが
「今の方法を取り入れたらどうなると思う?」
「今の方法をどんな風に取り入れたい?」
という風に、最終的に自分でイメージして
行動計画に落とし込むようにすること。
そうすることで、やらされ感で動くのではなく
自発性が宿るのです。
それから、自分で考えてもらうことの大切さをあらためて感じたと
仕事で大きな成果を上げたいのであれば、
自分や仲間の命がかかっていると思って臨むといいんじゃないか?
とも思いました。
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