先週は、室井俊男さんが主宰されている「一生成長TV」の配信100回記念パーティに参加させていただきました。
室井さんが、過去の出演者を集めて開催してくださったもので、著者の方々を中心に素敵な方々が集まっていました。素敵な時間をありがとうございました!
その日、ふと隣のテーブルを見ると、懐かしいイケメン君が!10年ほど前に、私が「特別感」を持っていることに気付かせてくれたKさんでした。
当時Kさんと私は、ある3日間の連続講座に参加していました。
その懇親会の席で、彼がこんな言葉を私に投げかけたのです。
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谷口さんって「私はあなたたちとは違うのよ」
って、思ってる感じがする。
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さて、私はこれを聴いてどう思ったでしょうか?
びっくりしたのか?
それともショックだったのか?
はたまた腹が立ったのか?
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ブー!ぜーんぶ違います。
それを聞いた私は何と・・・
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えっ!?当然違うけど何か?
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と思ったのです(笑)
谷口さんって、そんなエラそうな人だったのかと
FB友達解除したくなったかもしれませんね(^^;
でも、そんな風に思うと同時に
「なるほど・・・私の言動は尊大に見えるんだな」と
いうことが自覚できたので、Kさんにはとても感謝しています。
当時の私は、プロコーチとして起業して約2年。まだ出版もしていなくて、なかなかアウトスタンディングになれず「私はもっとすごいはずなのに、何でなんだ?どうすればズバ抜けられるんだ・・・?」とくすぶっている自分に腹を立てていました。
別名「根拠のない自信」とも言われるこの「特別感」。いったいどうして<持っている人>と<そうでない人>がいるのでしょうか?
それは、幼い頃に自分で決めた
<生き方の戦略>が違うからです。
当然のことながら、言葉も話せないちっちゃな
子どもは、自分で稼いで食べていくことはできません。
誰もが両親に養ってもらうために、見捨てられないために
どうすればいいだろうと、けなげに必死で考えるのです。
そう。本能レベルで私達に備わっている知恵を
フル活用して・・・。
子供が泣いていたら飛んできて
「どうしたの?おなかすいたの?おむつかえてほしいの?」
とかまってもらえる場合もありますが
いつもかもそうしてもらえるとは限りません。
親も親である前に、一人の人間ですから
「あら、いいお母さんしてるわね」と言われたくて
子供が構ってほしくもない時にあやそうとしたり、
「あら!〇〇さんの娘さんったら、かわいい~♪」と言われたくて
勝手に自分の趣味で着飾らせたりすることもあるでしょう。
ところが、ここが子どもにとっての一大事です。
肝心のかまってほしい時に
一向に振り向いてもらえない!!!
自分の欲求を満たしてもらえない・・・!
今、おなかすいてるのに!
今、おむつかえてほしいのに!
今、抱っこしてほしいのに!
かまってえええええ~(><)
・・・ダメだ・・・僕は今、見捨てられた・・・
そんなことが続くと、その子はこう決断します。
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よし、親を振り向かせてやるんだ
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と。
そこで、その子は、人をコントロールして
動かすすべを身に着けはじめます。
すごくないですか?カリスマ性や影響力の源が
こんなところにあるなんて!
あなたのまわりに
「この部屋、ちょっと寒くな~い?」といって
近くの人にエアコンの温度を上げさせる人っていませんか?
本人も無自覚なままに
他人を操作する習慣が身についてるんです。
他人に対して影響力を発揮したり、人より優位に立つことで、
注目されて愛を得ようとする・・・
元々は親の愛を得る手段でしたが
私達は大人になってもなお、その戦略を無意識のうちに
使い続けるのです。
影響力を発揮して人をコントロールし、
愛を手に入れてきた人たちの多くは
<特別感>を持っています。
その資質がプラスに働けば
★リーダーシップを発揮できる
★カリスマ性がある
★プレゼンや営業がうまい
★フットワークが軽い
という長所になります。
ところがマイナスに働くと・・・
●上から目線の発言をする
●人を小馬鹿にする
●負けることがガマンならず、相手を負かそうとする
●脚光を浴びていないとイライラする
●特別扱いされないとイライラする
といった短所になるわけです。
自分が特別感を持っていることを分かっていないと
周りの状況に対して自動反応してしまい
上記のような言動で、まわりの人に不快感を与えることになります。
そうすることで、自分自身の評価を下げることに
つながってしまいます。
けれども自分が特別感を持っていることを認識していれば
常に客観性を持って発言・行動ができるようになり
トラブルを未然に防ぐことができるのです。
私はKさんに教えてもらったおかげで
ずいぶん自分をコントロールできるようになりました。
そのおかげで、5年後ぐらいに当時の受講生仲間と
再会した時に「谷口さん、ずいぶん丸くなったね!」と
言われたものです(笑)
もしあなたのまわりに、偉そうにしている人がいたら
こんな光景をイメージしてみてください。
1歳ぐらいの赤ちゃんが
「えーん!おなかすいたよ!気付いてよ~!」と全力で泣いているのに、放置され「ぐすん。絶対振り向かせてやるからなっ」と固く心に決めた場面を。
そう。みんなただ愛がほしいだけ。
そう思うと、目の前のエラソーな人が
ちょっぴりケナゲで可愛らしく見えてくるかもしれません。
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