こんにちは、思いこみクリアリングカウンセラーの谷口祥子です。
先週末から月曜日まで、関西出張でした。
実りが多すぎて、めまいがしそうです!
月曜日は午前中をオフにできたので、大阪駅に新しくできた
(もう新しくないのかな?・笑)ビルの最上階にある、シネコンに。
月曜の朝1だけに、ガ~ラガラ!
「海賊と呼ばれた男」の部屋には、先客が一人だけ。
思わず挨拶したくなりました(^^;
出光興産の創業者、出光佐三氏をモデルにした
この作品、先に百田さんの小説を半分ぐらい読んでいたので
ストーリーの3分の2は知っていましたが
岡田君その他名優たちの演技で観る
「海賊と呼ばれた男」は、ひと味もふた味も違うものでした。
この映画を通じて、あらためて思い込みや“常識”を
手放すことが、大きなブレイクスルーにつながるのだということを
再確認。
石炭燃料全盛の時代に、時代の先を読み、
いち早く石油ビジネスに参入したのはもちろんのこと
鐵造(岡田君扮する主人公)の行った
下記の3つの決断に、思わずうなってしまいました。
1)創業当時、事業所所在地のエリア内でのみ販売を認めるという業界のルールがあったため、鐵造は何と、陸上ではなく境界線のない海の上で商品を売った。
⇒同業者に「海賊!」とののしられる。
2)戦後の焼け野原で、仕事がまったくない。売る石油もない。にもかかわらず、1000人もの社員を誰一人としてクビにしなかった。
⇒社員は家族だ!という鐵造に社員は感動。ラジオの修理業など不慣れな仕事もいとわず全力で復興に取り組む。
3)米国石油メジャーから持ちかけられた買収のオファーを受け入れなかったことから、圧力をかけられ、それまで取引のあったすべての米国メジャーから石油の供給を断たれる。
イギリス資本によって石油資源を支配されていたイランに、自社のタンカー<日承丸>をイランに送り込むことを決意。それは当時誰ひとりとして考えもしないアイデアだった・・・なぜならばイランが石油の国有化を宣言したことにより、イギリスは軍艦を派遣し海外から石油を買い付けにやってきたタンカーを撃沈。
・・・そんな背景があったから。もちろんこの鐵造の決断に、社内は騒然となる。
⇒綿密な戦略を立てて実行したことで、中小企業の出光が、市場価格の30%以下で原油を買い付けることに成功!国際的なニュースとなる。
どれも大きな勇気と覚悟を要する決断ですが、とりわけ3つ目のイランへのタンカー派遣は、大切な社員の命をかけた決断です。
古い社員から「撃沈されたらどうするんですか?うちの会社は終わりですよ!」と言われた時の鐡造の返しがすごい。
「しかしイランへ行かなければ、会社は終わる。同じ終わるなら行くしかないだろう!」
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この話に比べたら、今の時代に起こりうる危機なんてたかがしれています。
・会社がつぶれそうだ。ヤバイ。でも独立するのはこわい。
・セールスして、断られたら・・・と思うとこわい。
・夢を語って、バカにされたらどうしよう。
もしもあなたがこんな風に思っているとしたら
この日承丸の話を思い出してください。
そして、「やったらどうなる?」「やらなかったら?」
と自問自答してみてください。
どうするのがベストなのか、答えが出るはずです。
「イランに行ったら撃沈されるかもしれない」
「会社がなくなるかもしれない」
「社員や日本社会、国際社会から集中砲火を浴びるかもしれない」
そんなリスクを抱えながらも、タンカーの派遣を決断した
鐡造に比べたら、どうでしょうか?
きっと一歩踏み出す勇気が出ることでしょう!
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今回は常識を突破することに焦点をあてて書いてみましたが
実は一番感動したのは、愛と想いの力。
深い愛と絆で結ばれたメンバーが力を合わせると不可能なことなんて、ないかもしれない!と
気持ちが高揚。
ほぼ貸し切りの映画館で思いっきり泣けて、心が浄化されました^^
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