この記事は、今年の3月9日よりオンエアがスタートした、上戸彩さんがCMキャラクターを務めているCMで知ってはいたものの、記事で紹介するには早すぎると思い、しばらく下書きを続けることに。
そして、来月からは、いよいよ施行前の前段階としてのカードが届くことになるため、記事を更新することにしました。
その記事とは、ネット上では「世紀の悪法」「国民総奴隷制度」とも呼ばれていた「マイナンバー制度」です。
マイナンバー制度の記事の前に、今回のマイナンバーについて私なりに川柳で表現してみると次のようになります。
たぶん、みなさんもこう思っている方が多いのではないでしょうか?
ふざけるな
国民無視で
マイナンバー!
つまり、国民を無視して日本政府が勝手に決め、マイナンバー制度を始めようとしてることに対し、相当腹が立っているわけです!
★チョコっと一言!
ただし、マイナンバー制度そのものについては一部賛成の立場でもあります(理由については今後の記事で追々書いていきます)。
しかし、このまま怒りに任せてマイナンバーの記事を書いていったら、それこそ何かを書くかわからない怖さがあります。
ですから、まずは女優の上戸彩さんが出演のマイナンバーのCMをきっかけに、マイナンバーの概要や
、メリットととデメリットを中立的な立場で記事を書くことに。
その後、マイナンバー導入の恐ろしさを想定した内容についても書いていく予定です。
ですから、月に一度はこの記事からと決めているYouTubeからの動画の記事を挟みつつ、しばらくマイナンバーの記事を書いてみたいと思います。
また何回か続くシリーズものになりますが、みなさんはもちろん、私にも直接関わってくることでもありますので、しばらくの間お付き合いくださいね。
ではまず、マイナンバーの記事を書くきっかけとして、女優の上戸彩さんが出演の、内閣府の政府広報によるマイナンバーのCMをきっかけに記事を書き進めていきたいと思います。
CMタイトルは、マイナンバー「知ってる?+住民票」篇です。
少しスクロールしないとテレビCM動画が視聴できるプレーヤーにたどり着かないんですが、「マイナンバーとは?」から始まる基本的な情報も掲載されていますので、それらをご覧になりながらCMも視聴していただければと思います。
マイナンバー「知ってる?+住民票」篇 30秒
(視聴プレーヤー:Frash)
(視聴形式:サイト内)
15秒バージョンであれば、みなさんもご覧になったことがあったかもしれない上戸彩さんのマイナンバーのCM。
そしてもう1人…じゃない、もう1匹として出演していたのは、うさぎをイメージしたマスコットキャラクターで、名前は「マイナちゃん」と言います。
マイナちゃんは、「社会保障・税番号制度の広報用ロゴマーク」の愛称の募集として、2014年6月20日~7月21日まで一般公募を行ない、応募のあった723案より選定。
「知ってる?+住民票」篇では人形劇の人形のような形で出演していました。
2つのCMを分けて振り返ると、まず「知ってる?」篇では、
上戸さん「マイナンバーって知ってる?」
マイナちゃん「もちろん」
上戸さん「マイナンバーは自分だけの番号。
自分専用の番号でいろいろ便利になっていく。
あっ、ゴメン、全部しゃべっちゃった」
マイナちゃん「オイオイ」
「住民票」篇では、
上戸さん「マイナンバーの通知っていつ届くんだっけ?」
マイナちゃん「それは」
上戸さん「10月からだ!
住民票の住所に届くから、住民票ちゃんと確認しとこ」
(そう言うと、急いで去っていく上戸さん)
マイナちゃん「早っ」
いずれのCMも、最後に、
上戸さん「お届けします、1人に1つマイナンバー」
マイナちゃん「お届けします、1人に1つマイナンバー」
マイナちゃん「です」
のセリフで締めくくられていました。
◆マイナンバー制度について
あらためて私のブログでも、マイナンバー制度について書いてみることにしましょう。
マイナンバー制度は、2013年5月24日に成立した「マイナンバー法(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)」によって、複数の機関に存在する個人の情報が「同一の人の情報である」ことの確認を行うための基盤であり、「国民総背番号制度」とも呼ばれています。
マイナンバーは、主に、社会保障制度(年金、医療、介護、福祉、労働保険)、税制(国税、地方税)、災害対策に関する分野に使われ、それに基づき、国民の生活や収入など各自の事情に応じた行政サービスの迅速化を図る目的で導入されるものでもあります。
そのために、この記事を更新した時点では来月の10月より、12桁の番号が入った通知カードが簡易書留で郵送されることに。
来年2016年の1月より施行され、同時に、希望者のみに無料配布されるIDカードの配布も始まることになります。
それにしても、マイナンバーって、「後期高齢者」に続く、実にセンスのないネーミングと言えます。
しかもマイナンバーは、外国籍の住民を含め、住民票がある国民一人ひとりに固有の12桁の番号が割り当られます。
国民1人ひとりですから、老若男女はもちろん、産まれたばかりの赤ちゃんにも、産まれた後に出生届を出したときから赤ちゃん専用のマイナンバーが付くことになります。
私が子供だったころは、当然マイナンバーなんてありませんでした。
いまの子供たちは、まだ記憶に新しい、大阪府高槻市で発生したも、心ない大人の犯行による中学一年生の男女2人が犠牲になった事件や、この記事を更新の数日前にも、三重県伊勢市で、同級生が同級生を殺害したという事件が発生することに……。
犯罪だけを見ても、突然巻き込まれて命を奪われてしまう点においても、いろいろと大変と言えそうです…。
しかも、まだ年金も納めていない年齢のうちからマイナンバーという12桁の番号が付けられてしまうのは、それだけでとても気の毒に感じてしまいます。
では、年金を納めている大人ならいいのかといえば、決してそんなことはありません。
すでに大人の私にしても、マイナンバーを付けられることについては、どちらかというと嫌ですからね。
◆全国世論調査でマイナンバー制度の認知度が52% 広報誌のお知らせ等により一挙に70%にアップ?
マイナンバー制度については、以前全国世論調査(郵送方式)が実施されたことがありました。
それによると、制度を「知らない」と答えた人は6%で、「名称は知っているが、内容は知らない」の46%と合わせると52%という結果に。
しかし、この前私が住んでいる地域では、毎月届いている広報紙で、今月号に「マイナンバーが始まります」というお知らせが掲載されていたのでした。
今月になって、テレビでもマイナンバーの基本的な情報が、ニュースや生活情報番組でも数多く取り上げられていますが、テレビはないので見ないという家庭もあったりします。
しかし、いかにテレビを見ない、インターネットもやらない家庭があったとしても、広報紙は読んでいるはず。
なので、この広報紙のお知らせにより、マイナンバー制度の認知度は52%から一挙に70%くらいはアップしたのではないかと考えられます。
ただ、アップしたのは認知度だけでなく、疑問や不安もアップしたことでしょうけどね…。
◆法人にもマイナンバーが付けられることに
また、今回のマイナンバーは個人だけでなく、法人にも法人番号として付けられることになります。
法人には大きく分けて、「営利法人(営利を目的とするもの)」「非営利法人(営利を目的としないもの)」「公的法人(公の事務を行なうことを目的とする法人、または公的に規定された法人)」の3種類があるとのこと。
具体的には、
「営利法人」には、株式会社、合同会社、合資会社など。
「非営利法人」には、一般社団法人、一般財団法人、学校法人、宗教法人、医療法人など。
「公的法人」には、国、地方公共団体、特殊法人、道路公社など。
があるということです。
もちろん、下の参考リンク先の情報にもありますように、「営利法人」「非営利法人」「公的法人」ともに多くの法人が存在していますからね。
参考リンク
次の記事では、まずは冷静にということで、マイナンバー制度が導入されることへのメリットについて書いてみたいと思います。
ここまでの記事はいかがでしたか?