先日、BS朝日で、「子供たちに残したい美しい日本のうた」
という番組が放送された。
その中で、童謡「サッちゃん」が採り上げられていた。
作詞は阪田寛夫
作曲は、阪田の1歳年上の従兄・大中 恩である。
サッちゃんにはモデルがいる。
阪田と同じ幼稚園に通っていた1つ年上の女の子である。
後年、阪田はサッちゃんを捜し出し
何も言わず歌にしてごめんなさいと連絡すると
サッちゃんは、恥ずかしさでいっぱいだったそうである。
サッちゃんや阪田が通った幼稚園は
今も当時と同じ場所にある。
大阪市阿倍野区にある日本キリスト教団南大阪教会附属の
南大阪幼稚園がそれである。
幼稚園の敷地の角に「サッちゃん」の歌碑が建っている。
歩道側に向いているので、歌詞をゆっくり読む事が出来る。
阪田は童謡だけでなく小説も書き『土の器』で芥川賞を受賞。
宝塚歌劇団花組の元男役トップスター大浦みずきは次女である。
叔父・大中寅二は「椰子の実」の作曲者。
多才な一族の人だったようです。
以下はお借りした「サッちゃん」です。