「出版記念セミナーのお知らせになります」という表現 | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

$ほどよい敬語の使い方~「コミュニ敬語」で行こう-ソーシャルメディア時代のことばの使いかた

セミナーなどで、こういう言い方をよく耳にします。

「はい、いいですかぁ~、皆さん。
 お手元の緑色のご案内をご覧ください。
 ○○さんの新刊『○○○○』の出版記念セミナーのお知らせになります

 もう1枚、ピンクのご案内をご覧ください。
 こちらは、弊社のサービス案内になります

 最後に、白い用紙をご覧ください。
 こちらは、アンケート用紙になります


へえ~、の出版記念セミナーのお知らせになる前は何だったの
サービス案内になる前は何だったの
アンケート用紙になる前は何だったの
   ・・・・ってつぶやきながら聞いてる人がいますよ、きっと。


なぜ、この表現が落ち着かないか?
理由は、「こちらが、エビフライ定食になります」と同じです。

まさか、皿の上にエビが置かれて、じっと見ていると
それがエビフライ定食になるわけではなく

最初からエビフライ定食でしょうがっ!っていうことです。

    失礼。声が大きかったですね。

ということで、

冒頭の「~になります」は「です」に置き換えましょう。

「はい、いいですか、皆さん。
 お手元の緑色のご案内をご覧ください。
 ○○さんの新刊『○○○○』の出版記念セミナーのお知らせです。

 もう1枚、ピンクのご案内をご覧ください。
 こちらは、弊社のサービス案内です。

 最後に、白い用紙をご覧ください。
 こちらは、アンケート用紙です。


もし、ブログやFacebookのイベント案内などで
「詳細はこちらになります」と書いたことがあれば
今後はぜひ、
「詳細はこちらです」と案内されることをおすすめしますよっ。