4月29日 カミングコウベ当日 | カミングライダー2015「ピストン平尾の勘違いパトロール」~4/7岩手発→4/29カミング神戸行(自転車&ギター)~

カミングライダー2015「ピストン平尾の勘違いパトロール」~4/7岩手発→4/29カミング神戸行(自転車&ギター)~

チャリティーフェスCOMIN'KOBEから飛び出したMr.勘違いヒーロー!カミングライダー2015ピストン平尾が、4/8岩手県盛岡~4/29兵庫県COMIN'KOBEまでを、自転車のみで走りながら、歌を歌い、人と出会い、感じた事や出来事を、嘘偽りなく綴る完全ドキュメント旅日記である。



遂にゴール。

三ノ宮から、ポートアイランドへ。

盛岡市を出発してから、ずっと、ずっと、ずっと目指してたステージ。

最初は、あんなに遠いと思ってて、ほんまにたどり着けるんか分からん時もあって、諦めようと思った事もいっぱいあったけど、みんなに、ほんまに沢山の人に出会って、応援してもらって、今、すぐ手の届く場所にステージがある。

みんなが、ピストン平尾というバトンをずっと大事にリレーしてくれてたどり着けた場所。

司令官F氏が、「これがラストランやぞ。」と言い、ステージまで先導してくれる。

なんやろ?私は、常日頃あんまり泣いたりとか、せえへんタイプやのに、目が熱くなってくる。

司令官F氏と共に本気で生きた3週間。

本気で走って、本気で歌って、本気で食べて、本気で寝て、本気で考えて、本気で間違えて、本気で感謝して、本気で作ってきた3週間。

ずっと本気じゃなかったら、命すら危なかった日々。

今思えば、ずっと命懸けやったんやな。

それは大袈裟なんかな?

けど、私の人生の中ではそれくらい意味のある時間やった。

ほんまに過酷やったけど、今思い出せば、全部の毎日がいとおしく思える。


そして、遂にステージに上がれた。

司令官F氏と女性のスタッフらしき方が両端でゴールテープを持ってくれてる。



そして、ゴールテープを切るライダー。

ありがとう、司令官、ありがとう、スタッフの人。

スタッフの人、子供連れでテープを持っててくれてた。
忙しいのにありがとう。

・・・・・・?

えっ?

子供連れって、あの子供、私の子供にそっくりなんですけど…。

後、女性スタッフの人、私の嫁にそっくりなんですけど…。

嘘やろ?

間違いない。


嫁と子供やん。

何のサプライズ?

後で聞いた話しやけど、司令官F氏の提案だったとか。

嫁と子供に初めて見せるライブ。

そして、ずっと目指してたカミングコウベでのライブ。

やのに、なんやねんショッカー!邪魔すんなよ。

とか、

舞い上がってしまって、殆ど覚えてないけど、あのステージからの景色は、死ぬまで忘れられんくなった。

みんなの笑顔が見えた。久しぶりの人も、初めましての人も。

みんな笑顔やった。

それだけでも、走ってきた意味があったんかな?

一人でも多くの人を笑顔にできたから、それだけで全部報われた気がした。

ライブが終わっても夢見心地の私は、見に来てくれたみんなともちゃんと話ができんかった。

ごめんなさい。

それと、ありがとう。

あの場所に集まってくれた全ての人に、ほんまにありがとう。

カミングコウベが終わって、自転車で三ノ宮まで帰る道中。

ポートタワー…。

全ては、あそこから始まったんやな。

綺麗なぁ。

神戸は20年で復興したって言えるくらいになっとるよな。

東北はどうかな?

そんな事を思いながら、ポートアイランドと三ノ宮を繋ぐ赤い橋を自転車で走る。

春の風が心地好い。



明日から、普通の生活に戻るとか、今は想像できん。

けど、私のカミングライダーとしての旅は、今日で終わり。

ほんまに、沢山の人に感謝してます。

今まで出会えて来た全ての人に、ありがとうございました。