WISC-IVの結果説明では、認知面の特性について、「こういうところが苦手だからこんんなふうにしたらいいだろう」といったアドバイスがありました(今回はたまたま書面もいただけましたが、口頭で簡単に説明されて終わりということもあるようです)。以下、要約。
・ケロ太くんは語彙や知識は豊富に有しているものの、考えて言葉にするまで時間がかかるという特徴がある。
・処理速度の検査では、視覚の力や器用さなどが求められるが、ケロ太くんはどれか一つがとくに苦手というわけではないと考えられる。たとえば、見本の字を「見る」ことが苦手なわけではない。手先が「不器用」なわけでもない。見本の字を見て、そのイメージが頭の中を通って指先までたどり着く、その全体がゆっくりであると考えられる。この点に関しては、まわりからの配慮が必要。たとえば、板書を書き写す量を減らす、書き写す時間を延長するなど。
ハイ、ゆっくりなケロ太の特性をしっかり指摘されました。親はふだんから無意識のうちにケロ太のペースに合わせているせいか、とくに気にしていなかったんですけどね;;
それで、処理速度が遅いとどうなるかというと、一般に、
・書字や計算など、物事を素早く処理することが苦手
・周囲のスピードについていけないので、同世代と一緒に遊ぶことが苦手
ということになるそうです。漢字やスペリング、計算で間違いが多いのも、学校の友達と進んで遊ばなかったのも、そういうわけだったのか~~と納得。でも、このWISCを受ける少し前から友達とカードゲームでひんぱんに遊ぶようになりました。おかげで、少しは頭の回転が速くなってきたかも? 以前よりだいぶ口が達者になってきたので、ちょっぴり期待したいところです。
なお、WISCの結果説明では、下記の指摘もありました。
・ケロ太くんは腑に落ちるまできちんと考えるタイプで、ピタッと答えが明確にはまるものに対する強さはあるものの、そうでないものについてはつかみづらい様子が見られる。日常生活においては、たとえば次にすべきことが明確に示されているとすぐ行動できると考えられるが、「自由にしていいよ」となるとどうしていいかわからず困ることがあるのではないか。いくつか「こうしよう」と自分でパターンを決めておいて、そのなかから選んで過ごすといいかもしれない。
ううむ、当てはまるようでもあり、当てはまらないようでもあり。たしかにケロ太は、保育園の自由時間はほぼ決まったことをして、新しいことには手を出さないタイプでした。とにかく保守的で;; 図書館に通いはじめたころも、最初のうちは本棚の前でうろうろするばかり。数回目にようやく本に手を伸ばしたと思ったら、知ってる本しか借りなかったり。遊びでも、いまだに新しいことを思いつくのはたいてい友達で、その子に引っ張ってもらってチャレンジする感じ。でも、時間が有り余るほどたっぷりあるときは、放っておくとけっこうおもしろいことを思いつくんですよね。これもゆっくりの特性でしょうか。
長くなるので、次回につづきます。
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