熊本市西区池上町に所在する国指定史跡の

池辺寺(ちへんじ)です。

 

 坪井川右岸側の山の中腹に所在します。

 熊本市HPによると、池辺寺跡は、池上町の北西、金峰山山地の支脈より派生する標高141~128mに位置します。山間の平集落を見下ろす寺跡からは、南北にやや長い3間×3間の回廊を持つセン敷きの建物基壇跡、その西側背後の斜面に規則正しく配置された100基の石積(塔)群が確認されました。この山岳寺院跡は「金子塔」の碑文に見る、「天台別院肥後國池邊寺側号百塔當寺根本御座所」とみられ、9世紀に建てられた池辺寺跡と考えられています。

 これまで熊本市による発掘調査が何度も実施されています。現在は整備されて当時の姿に思いを馳せることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復原された石塔です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※写真は2022年4月撮影