相良村柳瀬に所在する県指定重要文化財の
井沢権現社
中央殿・右脇殿・左脇殿・右摂社・左摂社
です。
球磨川と川辺川の合流地点近くの台地上に所在します。
説明板によると、創建は不明ですが、延文4年(1359年)には相良家6代定頼が再興したといわれています。現在祀られているご神体3面の裏面には、永禄5年(1562年)に相良家18代義陽が郡内の泰平を祈願してご神体を奉納したと墨書されています。これらのご神体は拝殿奥の5棟の建物の中に安置されていて、中央殿が最も古く、天文11年(1542年)の建築で、左右の脇殿が永禄5年(1562年)頃の建築と推定されています。左右の摂社は17世紀前半頃の作と推定されています。戦時中に飛行場建設のため台地の下に移築されましたが、昭和60年に現在の場所に戻されたそうです。
横長の拝殿が見えてきます。
拝殿の裏の本殿があります。この覆屋の中に5つの建物が鎮座しています。
※写真は2022年2月撮影














