みじかいストーリー
書いてみた
『叶うまで…(後編)』
太郎は煌びやかな衣装を身に纏った女性たちの前を歩き、
奥にあった、大きな大きなソファーに腰を下ろした。
キラキラ光る刺繍が一面に施され、所々に宝石のようなものが埋め込まれていた。
あまりの場違いさに落ち着かずソワソワしていると、
目の前に次々と、色とりどりの見た事もない食べ物が運ばれてきた。
”おと”さんが僕の隣に座り、金杯を手渡してくれ、
お酒を勧めてきた。
僕は勧められるままにそのお酒を飲んだ。
「何ですかこれは!?今までこんなに美味しいお酒は飲んだことがない!」
おどろいている僕に、”おと”さんは菩薩のような微笑みを返してくれる。
すると、あの煌びやかな衣装の女性たちが次々に踊り出した。
まるで海の中を自由自在に泳いでいるような不思議な舞いだった。
「こんなに楽しくて幸せなことってあるんだろうか、、、
あぁ ここは海の中の天国に違いない、、、」
僕は目を覚ました。
何だかモヤモヤした変な気分だった。
「なんか夢を見てたんだけど、どんな夢だっけ、、、」
歩いていると
道端に小さなミドリガメがいた。
「何でこんな所にいるの?どこから来たの?」
手のひらに乗せ、カメに話し掛けていると
いつの間にか目の前に女性が立っていた。
僕は目を覚ました。
何だかすごく嫌な気分だった。
歩いていると
道端に小さなミドリガメがいた。
「何でこんな所にいるの?どこから来たの?」
手のひらに乗せ、カメに話し掛けていると
いつの間にか目の前に女性が立っていた。
僕は目を覚ました。
なぜだかわからないけど、すごく後悔の念がわいてきた。
歩いていると
道端に小さなミドリガメがいた。
「何でこんな所にいるの?どこから来たの?」
手のひらに乗せ、カメに話し掛けていると
いつの間にか目の前に女性が立っていた。
僕は飛び起きた!
全身汗でぐっしょり。
得体の知れない焦燥感にかられていた。
「何かをしなきゃいけないんだけど、何なんだそれは!?」
歩いていると
道端に小さなミドリガメがいた。
「何でこんな所にいるの?どこから来たの?」
手のひらに乗せ、カメに話し掛けていると
いつの間にか目の前に女性が立っていた。
「ごめんなさい、私が飼っている子なんです。
ちょっと目を離したすきにいなくなっちゃって、ありがとうございます」
「ああ、そうなんですか」
僕はその子ガメを彼女に手渡した。
「あの~お礼がしたいんですけど、どこか近くのお店で飲みませんか?」
「だったら行きつけの居酒屋が近くにあるので、付き合ってもらえませんか?」
「えぇ 喜んで!」
「わたし おとはって言います」
「ぼくは太郎です」