みじかいストーリー
書いてみた
『地球記念日 前編』
今地球には巨大なコロニーがいくつかあり、
人々はその中で暮らしています。
人口の半数はカプセル内で50年眠りにつき、
あとの半数は普通に生活を営む、50年サイクル。
コロニーの中には、人工の空と太陽もあり、
この穏やかな生活は5000年以上にも及びました。
なぜコロニーで生活するのか…。
5000年以上昔に、人間が作り出す毒素で地球は荒廃し、
その毒素が原因で、動・植物が巨大化したり、狂暴になり、
人間はコロニーの中で生活せざるを得なくなったのです。
コロニーの外は真っ白。
地球は特殊な煙で覆われています。
そうすることで狂暴な動・植物を弱体化し、
コロニーも安全に保たれているのです。
それがある日突然、外の煙が薄らぎ始めたのです。
地球上の全コロニーに、一斉に異変が起こりました。
どんな対策をとっても煙を作り出すことが出来ません。
「みんな落ち着け!奴らは弱体化しているんだ。
このコロニーを襲撃する事なんかできやしない!」
「弱体化してるって大昔の話じゃないですか!
誰か見たんですか!?確かめたんですか!?
現に時々、奇妙な鳴き声が聞こえるんですよ!?」
各コロニーの総合管理部門はパニックに陥っていました。
つづく
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