みじかいストーリー
書いてみた
『おばちゃんとおむすび』
あるところにひっそりと、おむすぶ屋さんがありました。
おばちゃんが1人でやっているお店です。
具材は15種類。
日替わりのお味噌汁に、豚汁。
お昼時は大忙し！
慣れた手つきでパッパパッパとむすんでいきます。
「おばちゃん、いつものちょうだい。それと、今日は豚汁で！」
「あいよ！」
「おばちゃんの作るおむすび大好き！何だかホッとするんだよね」
「そうだろう？愛情たっぷり入ってるからね」
「こんちくしょーー！って思いながら料理作ってると、
こんちくしょーの思いが料理に入って、それを食べた人も、
何だか知らないうちに、こんちくしょーー！ってなっちゃうんだよ。
旦那と喧嘩してイライラしてる時なんかは、気を付けなよ！」 ハハハ
「そっか～、こんちくしょーー！が、こんちくしょーー！を生むんだね。
おばちゃんの所に来たら、大学に行くより勉強になるよ！」
「そうだろう？」
ハーーッハッハッハッハッハッ
このおむすび屋さんの中には大きく、こう書かれていました
結んで円になり、そして縁になり、輪になり、和になってゆく
好きなおむすびの具材は？
「シャケ」
そして、ケッコーいけるのが「福神漬け」♪
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