『空飛ぶお座布団』
「駅にお客様を迎えに行っておくれ」
番頭さんがそう言うと、
座布団が10客飛んで行きました。
お客さんを迎えに行った座布団たちは、
1人ひとりを座布団に乗せ、
空を飛んで旅館に戻って来ます。
雨降りの日などは座布団の出番はありませんが、
すごい人気で、連日大繁盛しています。
人気と共に、座布団の労働も苛酷になっています。
しかし、完全週休二日制だし、
太陽の日差しがサンサンと降り注いでいる日は、
屋根にみんな並んで日光浴。
上機嫌の座布団たち。
色とりどりの座布団たちが
屋根に並んでいる光景も大人気です!
【座布団の数え方】
自宅で使う場合=1枚
接待や、特別な機会=1客

