『帰り道の恐怖』
帰りが夜になってしまった。
雨が降りそうなので早く帰ろう。
急ぎ足で歩いていると、何か気配を感じた。
怖くなってより一層早歩きになった。
すると後ろの気配も、より一層近づいて来たようだ!
恐怖が体中を覆った!
家はもうすぐ!
一気に駆け出した!!
玄関のドアに手をかけたその時、
背中にドン!と衝撃を受けた。
「痛っ・・・・」
恐怖で振り向くと、
そこにいたのは
お隣の飼い犬の”ケン君”だった!
しっぽを振りながら、嬉しそうに私に飛びついてくる。
「ケン君脱走してきたの!?
わかった!わかった!そんなに飛びつかないで!
あ~あ服が泥だらけ~」
私はお隣さんに、ケン君を引き渡しに行った。
自由になれたからなのか、
ケン君は大はしゃぎなのだ。
