『秋の気配』
今日はお休みだし、
お天気もいいから公園まで散歩しよう!
爽やかな風が吹いて心地いいな~。
ふと見ると、トンボが飛んでいました。
意識して周りを見ると、
あちらこちらをヒョイヒョイと飛んでいます。
歩くのをやめて見ていると、
側にあったベンチの背もたれに止まりました。
そ~~っと近づくと、私に気づかないのか、
逃げる気配がありません。
よく見ると、そのトンボの羽には白くなっている部分がありました。
透明な羽に、人間の指の跡が付いているのです。
一度捕まったんだね、でも、これじゃー無理もないよね、
すぐ側にいる私に気付かないんだから。
側でじ~っと見ていると、
急に大きな目がキョロキョロしたかと思うと、
サッと飛んでいきました。
「もう、捕まるんじゃないよーー」
ドジっこなトンボさんを見送りながら
秋の気配を感じたのでした。
