『トンネルの扉』
ある街の外れに小さなトンネルがあった。
そのトンネルの入り口には扉があり、
1日1回1時間だけ、ひらいている。
いつからあるのか誰も知らない古いトンネル。
”誰が”扉を開けているのか誰も知らない。
知ろうともしない。
もうそれが当たり前なのだから。
トンネルの先はどうなっているのか、誰も知らない。
なぜなら、トンネルに入って
帰って来た者はいないから。
トンネルの入り口には
「入る者の心がけによって行先はわかれる」
と書いてある。
多くの人が、いざ!挑戦しようと思って、
トンネルの前に来るのだが、
「入る者の心がけによって行先はわかれる」
この言葉を読んで怖気づいてしまい
結局あきらめてしまう人がほとんどなのだ。
実は、このトンネルの先には、
今、あなたが想像した世界が広がっています。
