『お弁当』

 

 

 

朝、テーブルの上にお弁当が3つありました。

 

 

 

お父さんのお弁当。

 

 

 

社会人のおねえちゃんのお弁当。

 

 

 

高校生のお兄ちゃんのお弁当。

 

 

 

 

 

耳を澄ませると、

 

 

 

お弁当の話し声が聞こえてきました。

 

 

 

 

 

「お兄ちゃんのは唐揚げ4っつ!?

 

 

お父さんのなんて一個だよ」

 

 

「お兄ちゃん育ち盛りだし 笑」

 

 

「お父さん人参の煮物が多いよね 笑笑」

 

 

「お父さんの目の為だってお母さん言ってたよね」

 

 

「たまには唐揚げ3つ入れてあげて 笑」

 

 

「おねえちゃん そんな少しの量で大丈夫なの?」

 

 

「おねえちゃんはお弁当の他に

 

 

お菓子をよく食べてるからね~ 笑」

 

 

「それってどうなの?笑」

 

 

 

 

 

こんな会話をしているかもね。