運命の環 7『運命の環 7』 数百、数千もの隕石が何処から現れたのか、 まったくわからなかった。 隕石がどんな動きをするのかも予想が出来ず、 各国の叡智を無力感と諦めが覆った。 人々は、 恐怖で自ら命を絶つ者、 喜んで踊りだす者、 諦める者、 祈りの力で回避しようと訴える者など、 地球は、恐怖や諦めの意識と、 祈りの力を信じる意識とに分かれていった。 そんなある日、 隕石が妙な動きをした。 つづく