ヨコ美クリニック院長今川の学会報告/旅行記

25年以上の実績を持つ植毛・自毛植毛専門のヨコ美クリニックの今川院長が、海外の学会報告や旅行記を紹介していきます


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『第38回国際皮膚外科学会』(ISDS)の総会(11月8日〜12日)出席のためにタイのバンコクに行って来ました。今年はWAWパンチの見学とアジア毛髪外科学会(AAHRS)にも出掛けたので3度目のバンコク訪問です。

 ISDSは外科手術を得意とする皮膚科医(特に美容皮膚外科)の団体ですが、最近は皮膚科医以外にも門戸を広げて、世界各国から数多くの分野の専門医師が大体年に3回程度参加して研究発表や意見交換をしてスキルアップをはかっています。

 特に今回は第一回ワールドコングレスと名をうつほど大規模なもので、私はヘアのセッションの座長として1時間半の口演(医師8人)の司会進行を依頼されました。

 

◆川辺の朝焼けがとてもキレイ!

 

 プログラムの都合で10日の午前中の予定だったヘアのセッションが、8日の朝一番に変更されたことを知ったのは、出発の数日前のこと。

 急遽、深夜に羽田を経つJAL便を取り、7日に仕事(オペ)を終えてから深夜にバンコクに向けて飛び立ち、朝5時前にバンコクに到着しました。宿泊ホテルは、学会が行われる「Shangri-La Hotel」ではなく、空港と市内を結ぶ高架鉄道(スカイトレイン:BTS)の終着駅に近く、D・Pのクリニックに行くのにも便利な「Sukosol Hotel」を予約。時間の余裕がなかったので、とりあえずホテルのチェックインは後回しにして、タクシーでシャングリラホテルへ直行することにしました。

 タクシー乗り場で運転手に配車のクーポンを見せると、とっさに「600バーツ」と。メーターによる適正料金はそれより安いことは知っているので、2、3度メーターを使うようにいったのですが全然とりあってくれる様子でもなく、疲れていたこともあってとうとう「わかったよ」と告げると、運転手はニコッと親指を立ててグッドサイン。ちゃっかりしてますね。バンコクのタクシーは大抵こんな感じです。

 

 前回のことで交通渋滞は覚悟していましたが、意外にも高速道路はガラガラ。予想より早くシャングリラホテルに着きました。

 早朝ということもあり、ホテルのロビーは人影もまばら。とりあえず、トイレでスーツに着替え、ヒゲを剃りました。開場までにはまだ1時間以上あるので、フロントでどこか時間をつぶすのにいい場所はないかと尋ねると、「川辺がいいですよ」と。教えてもらったとおり川辺(メナム川)のカフェに行き、コーヒを飲みながら本を読んでいると、東の空が赤く染まりはじめ、その朝焼けがあまりにもキレイなので、しばし見とれてしまいました。

 

 

 

◆レーザー器を使ったヘア治療に質問が集中

 

 9時からいよいよヘアセッションのスタートです。座長の私が演者の紹介から質疑応答までの進行役を務めました。

 一番手のD・Pの演題はボディーヘア。頭髪以外の眉毛、アンダーヘア、胸毛などの植毛について話しました。続いてパキスタンの形成外科医H・Mが、「FUEの限界」というテーマで、FUEのドナー部の問題点などについて発表。彼はAAHRSの副会長で、私の次の会長に任命されています。3人目の私はスカルプマイクロピグメンテーション(SMP)について話しました。

 続いてアメリカの皮膚科医が、成長物質を局所注射して発毛を促すというメソテラピーやHARG療法と同様の治療法について、オーストリアの皮膚科医がARTASロボットを使った植毛について、タイの形成外科医が傷跡に植毛する際のコツについて口演。7人目のパキスタンの皮膚科医の発表はPRPです。PRPとは再生医療のひとつで、患者から採取した血液を遠心分離させてできた濃縮された血小板の分画を局所注射するとAGAが改善されるというもの。PRPはヘアだけでなく歯科、美容外科、整形外科など幅広い分野で活用されていて、日本でもこの研究会が定期的に開催されています。

 最後の演者はタイの某大学の皮膚科教授です。彼は低出力のレーザー光線(育毛レーザー)を頭部に照射してAGAを改善させる治療について発表しました。

 参加者の質問がもっとも多かったのがこのレーザー治療についてです。彼は大学の治験で良い結果が出たと言い、海外の多くの医師もレーザーは有効だと考えているようですが、残念ながらその有効性を証明した臨床データはいまのところ発表されていません。

 私も帽子型の低出力レーザー器を使ったことがあって、以前アメリカのレーザー製造会社の社長で、現在某大学皮膚科教授のR・Hに有効性について聞いてみたことがありましたが、抜け毛を減らして現状維持という点では「イエス」、ボリュームアップ効果については「神様だけが知っている。」と言っていました(笑)。

 ヘア治療の選択肢はいろいろありますが、有効性という点では未知の領域と言わざるを得ないかもしれませんね。

 とは言っても、今回のヘアセッションは全体的には内容の濃いもので、参加した各国の先生たちの関心の高さも伝わってきました。

 

◆プレジデンシャルディナーで各国の医師達と談笑

 

 本番を無事に終えホッとしたことと寝不足も重なって、どっと疲れが出てしまい、ランチパーティーもそこそこにD・Pの研修医に車でホテルまで送ってもらいました。チェックイン後は近くの店で1時間ほどマッサージを受け、部屋に戻って少し眠り、夕方からは学会の幹部や座長など限られた人だけが招かれる、プレジデンシャルディナーに出席しました。

会場はシャングリラホテルからメナム川対岸に舟で渡ったところにある、バンコク随一の5つ星ホテル「Oriental Hotel」直営でタイ料理のレストランサラリムナーム。D・PやISDS理事の女性医師A・S、オーストリア人の医師夫婦、バングラディッシュの大学皮膚科教授らとテーブルを囲み、民族舞踊や古典音楽などのショーを観ながら楽しく会食。一言付け加えると、ご一緒したA・S先生はとても美人で有名です。

 

9日(木)の午前中は、自分の分野ではないセッションに顔を出してお勉強です。マレーシア、キプロス島、フィリピン、オランダ、オーストリア等々、世界中の先生が様々なテーマで発表。最近は皮膚科医もボトックス、ヒアルロン酸、目のシワ取り、脂肪吸引などなんでもやるんですね。もちろん、A・S先生の口演も拝聴させていただきました。なんでも彼女はボストンに2年留学したとのことで英語もとても流暢でうらやましい限りです。才色兼備とは彼女のことでしょう。

 昼食後はD・P のクリニックに行ってオペを見学。その後は買い物をしたり街をぶらぶら。夕方のガラディナーの後にD・P と落ち合い、彼の案内で盛り場に繰り出しました。

 

◆レベルの高いオペを見るとモチベーションも上がる

 

 翌日はD・Pと飲茶の店で朝食を取り、その後、彼のクリニックでオペを2つ見学しました。D・Pの技術にはいつも感心させられ、良いオペを見ると「もっと頑張らなくちゃ」という刺激になります。

 クリニッックの患者の8割ぐらいが外国人で、この日の2人もオーストラリア人。1人は香港で受けた手術に満足できなくてやって来たそうで、もう1人はAGAが進行して3回目の施術だとか。

 

 午後からはサイアム地区というバンコク有数のショッピング街へ。ここは“バンコクの原宿”とも言われ、デパート、ショッピングモールといった商業施設やマダムタッソーの蝋人形館まであります。サイアムパラゴンというデパートのフードコートには、独立した店舗も多く、パリのメゾンドトリュフや日本の大戸屋も入っています。メゾンドトリュフの隣りに生牡蠣を食べさせるカウンターがあったので、そこでシャンパンを飲みながら先日パリで食べたブロン牡蠣を食べました。生活レベルの向上で日本でもめったにない高級食材がいっぱいです。タイでは禁酒の時間帯があって2時〜5時まではお酒を販売しはいけないらしいのですが、カウンターでは飲めるのでラッキーでした(笑)。

 

◆この時季に突然のスコール、地球温暖化の影響!?

 

 11日(土)は前日にオペを受けた2人の患者さんが消毒、シャンプーのために来ていたので、処置する様子を見学。その後はBTSに乗ってチャトゥチャック・ウイークエンドマーケット(土日限定)にぶらっと行ってみました。

 ここは衣類、雑貨、飲食などなど多種多様のお店が15,000店以上も軒を連ねるタイ最大のマーケットです。人混みの中を1時間ほどぶらぶら。あまりにも店の数が多くてお土産ものを探すのも大変なので、買い物はデパートにしようと思い、サイアムに移動。この選択が大正解でした。

 電車に乗った頃から雲行きがおかしくなり、サイアムに着いた頃にはものすごいスコールです。もし、マーケットにいたとしたら間違いなくびしょ濡れになっていたでしょうね。

 いつもなら乾季に入っている、この時季にこれほどの雨が降るのは珍しいと地元の人も首を傾げるほど。地球温暖化の影響で、タイも気候がおかしくなってきているのでしょうか。

 翌日曜日は朝7時ぐらいにホテルをチェックアウト、早朝の便で日無事日本に帰りました。

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