さて、なぜ、この衆議院選挙での市民・野党共闘の動きが人類史上最大の市民革命なのか。そこには4つの理由がある。

 

その理由を語る前に、また新たな動きが起きている。民進党が分裂し、リベラル派の議員たちで新党を立ち上げる動きが出てきた。民主党、立憲民主党という党名が検討されているということだが、この立憲ということに注目したい。つまり、安保法制の廃止と立憲主義の復活を目指して動いてきた野党共闘を意識した名前だ。実際、立ち上げの中心となる枝野さんは野党共闘に賛成する側だった。

 

数日前には東京の市民連合の会合にも共産党の議員と一緒に参加したそうなので、共闘に復活する可能性が高い。

 

これは、市民連合がブレることなく頑張って共闘を維持したことが大きく影響していると僕は思っている。

 

僕らは力がないと思うかもしれないが、実はこうした形で影響を与えることができることに、もっと自信を持ったほうがいいと思う。

 

さて、なぜこれが人類史上最大の市民革命なのか?

 

1、ポピュラリズムの台等

 

今、人類はいろいろな意味で大きな転換期を迎えていると僕は思っている。温暖化問題でも、政情不安定という点でも。その中で昨年ぐらいから起きてきたポピュラリズムの台頭。イギリスのEU離脱、トランプ政権の誕生など、予想外のことが次々に起きている。

 

小池さんの台頭というのはまさにそのポピュラリズムによって支えられている。一種の集団催眠にかかったかのように、感情的に小池さんを支持している。

 

具体的に彼女が何をどうやって改革を行うのかわからないうちに、「何となくこの人ならやってくれるのに違いない」という期待感からメディアが動かされ、視聴者が動かされ、政治家までが動かされた。

 

これは非常に危ない。いや、時間をかけて、きちんと冷静に考えた結果、小池さんを支持しようというならかまわない。でも、そうでない今の状況を見ると、トランプ政権誕生の時と変わらない。

 

そして安部さんもこの動きの一環にある。そもそもあのような形で突然解散したこと自体がそう。みなに考える時間を与えず、準備する時間も与えず、そのスキにやってしまおうというもの。

 

つまり、ここに終止符を打てれば、世界の流れを大きく変えることになる。

 

 

2、軍国主義と日本の役割

それ以前にここ数年、軍国主義が復活しはじめている。第二次世界大戦経験者の多くが、まるで当時の状況を見ているようだという証言をしているが、共謀罪法の成立、集団的自衛権の行使を可能にする安保関連法の成立などが次々に進み、憲法改正への動きも進んでいる。軍隊を持てる国にするだけでなく、表現の自由などに゙制限規定が入れられたり、国民に憲法尊重義務が課されたりと(現憲法では、政府に憲法尊重義務が課されていて、憲法とは政府の暴走を食い止めるためにあるのだ)、戦前の状況に戻そうとするのが自民党の改正案を見ると十分読み取れる。

 

新しい社会は日本から始まるというようなことを言う人がよくいるが、仮にもしそうである場合、僕は日本人の役割というのは世界に平和をもたらすことだと思っている。これは様々な国に行ったり、民族と交流して得た僕の感覚だ。欧米人も中東の人も、中国人や朝鮮民族などを見てみても、全体的に自己主張がはっきりしているのに対して、日本人は物静かではっきりものを言わないまれに見る民族だと思う。それは長所でもあり短所でもあると思うが。ただ、その性質を活かすことを考えた時、仲裁に入ったり、平和外交をしたりすることに向いている。力で勝負するというのではアメリカや中国などと変わらないことで(それにしてはそこまでの力がないので中途半端)、日本が今どんどん本来の役割から遠ざかっている気がしているのだ。

 

つまり、世界の動きに大きくプラスの影響を与えられる可能性を持った国が何者かに乗っ取られて、その役割を全うできない方向に誘導されていると感じるのだ。

 

3、嘘、騙し、国民の侮辱

はっきり言って僕たちはなめられている。馬鹿にされている。国民はあまりにも馬鹿なんで、どんなにメチャクチャなことをしようが何も言わないだろう、というか気づかないだろう、と思われている。

 

もり、かけ問題での一連の対応の仕方、仕事人内閣と言って始まった内閣が何も仕事をしないうちの突然の解散。はっきり言って民主主義への冒涜行為だ。でも、嘘やごまかしはずっと前からだった。そもそも2012年の衆院選の時、TPPに反対と一部の自民党ポスターには書かれていた。原発も徐々に減らしていくということだったが、次々に再稼動、それどころか海外への輸出も始めた。

 

小池さんも同じだ。国政にはかかわらず都政に集中すると言っておきながらこの動き。都政の透明性を掲げていたが、いざ動き始めると不透明性が指摘されている。

 

実は、僕は、もしかしたら、この全体が茶番ではないかという気もしている。小池さんは今年4月にある料亭で自民党の大物や小泉さんと会っていて、その場にたまたま居合わせた安部さんも挨拶だけしにきたという報道を知っている人も多いと思う。その時、その自民党の大物から「次の総理は小池さんだ」と言われたと。

 

都議会選挙で、あそこまで都民ファーストが圧勝したのが不思議でしょうがない。ほとんどが無名の新人だった。そして、直前で起きた自民党議員の不祥事の連発。あまりにも出来すぎているとしか思えない。

 

でもよく考えてみよう。憲法改正を真に願っている勢力にとっては、このまま行ったんでは安部さんではダメだと思うはず。いずれもり・かけ問題でボロが出る。今のままでは野党共闘側に選挙で負け政権交代が起きる。そこで思いついたのがこの作戦。同じ憲法改正派の小池さんが改革の旗を振り上げて安部さんを倒してくれれば、あたかも革命が起きたかのような印象を与えながら、当初の予定だった憲法改正ができると。

 

もしそうだったとすると、国民は完全になめられている。

 

9、11が起きているのだ。

 

4、日本で市民革命が起きることの意味

僕は、日本は一番市民革命のようなことが起きにくい国だと思っている。脱原発デモでもたったの20万しか集まらないのだ。欧米や韓国に比べたら全然少ない。しかも福島であれだけ大きな事故が起きた年にだ。他の国なら通常でも100万人は集まるし、あのような事態が起きた時には200万人は集まる。それだけ海外から異様に見られている。そして今、保守同士の2大政党という笑い話にもならない狂ったことが起きているのだ。アメリカでは、保守の共和党、リベラルの民主党、イギリスでは保守の保守党、リベラルの労働党と、2大政党というのはそういう流れを指すもので、両方とも保守なんてことはありえないのだ。

 

それだけなめられているということ。

 

ここで今、市民がようやく目覚めて、動き出し、政権交代する動きにまで発展したら、どうなるだろうか。世界は驚嘆する。あの日本で市民が立ち上がったと。

 

つまり、最も難しい挑戦に挑むことになり、その難しさゆえに、達成した時にもたらされるエネルギーは想像を絶するものになる。

 

実は、難しいと見えるだけで、今それが最も可能な情勢になっている。投票先はひとつだけなのだ。

 

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