仙台のカルチャーを感じよう!仙台まちあるきレポート~「せんだい見験図鑑」とともに~
皆さんこんばんは!すぎちゃんです。
すっかり寒くなって、鍋やおでんの季節になりましたね!わくわく。
そんな今日は、すぎちゃんといかちゃんの2人で仙台の街を歩いた日のことを紹介します!
歩いたとはいっても、ただ歩いただけではありませんよ~!
この「せんだい見験図鑑」を使ってまちあるきをしました!

「せんだい見験図鑑」とは?
仙台のミュージアムの集まりである、“仙台・宮城ミュージアムアライランス(SMMA)”が10周年を記念してつくった本のこと。
仙台のまちなかに隠れている、さまざまな「たからもの」や「おもしろいもの」の案内役になるような本です。
せんだいメディアテークなどで無料で持ち帰ることができ、「仙台のまちなかにそんなものがあったのか!」「改めて注目するとおもしろい!」と驚くような化石、市電、木の実、石、文化の居場所、時計、水など、さまざまな内容を取り上げています。
今回、すぎちゃんといかちゃんは「市電」と「文化の居場所」のページを見ながら、仙台の街を歩いてきました!ぜひご覧ください!!
まず、向かったのは東二番丁通と青葉通の交差点にある地下道。


△少しシュールになってしまいました(笑)。
この写真を見れば、この場所がわかる人も多いのではないでしょうか?
実はこの地下道の床面に使われている石は、1926年(大正15年)から1976年(昭和51年)まで仙台市内を走っていた、「仙台市電」の軌道に使われていた敷石を再利用したものです。
敷石は地下道の広場部分の床材になりましたが、元々の凸凹をきれいに磨いて現在の姿になっています。しかし、一部分だけ凸凹のまま残された箇所があるんだそう!
よ~く敷石を見てみると…


見つけました~!!
他のところは平らなのに、たしかにこの部分だけ凸凹になっています。
普段なら気にせず素通りしてしまう場所ですが、この凸凹を探しながら歩いてみると、見つけたときうれしくなりました!
気になる方は「せんだい見験図鑑」の10ページをチェックしてくださいね。
次に向かったのは、勾当台公園の円形広場付近。

こちらも、写真を見ればどこかわかる人が多いはず!
なんと、この第一生命ビル(昭和45年竣工)と左側に立つ杉の木のちょうど間を、かつて市電が走っていたそうなんです!驚き!!

△いかちゃんが市電に乗ってい(るフリをしてい)ます。吊革につかまっています(笑)。
ちなみに、写真左側に立つヒマラヤ杉は現役時代の市電の写真にも写っていますよ!昔から仙台の街並みを見守ってきた木なんですね。
もっと詳しく知りたい方は「せんだい見験図鑑」の9ページをご覧ください!
続いて向かったのは、せんだいメディアテーク。

せんだいメディアテークは、図書館やギャラリー、スタジオ、映像音響ライブラリーなどの機能を備えた、市民の美術や映像文化の活動拠点です。
建物自体も、とても芸術的な造りになっているのが特徴的。
「せんだい見験図鑑」では、「文化の居場所」の一つとして館内で撮影されたフォトジェニックな写真が掲載されていたので、「私たちも同じ写真を撮りたい!」ということになり、その場所を探しながら建物の中を歩きました。
せんだいメディアテーク内で写真を撮りたいときは、1階のカウンターへ申し出ると、撮影の許可証と撮影時の注意事項が書かれたメモを受け取ることができます。必ず申し出てから撮影をしてくださいね!
詳しくはせんだいメディアテークのホームページをご覧ください。
https://www.smt.jp/faqs/takephotos.html
許可証をもらって、早速撮影スタートです!
ほかの利用者の方の迷惑にならないように、静かに撮影スポットを探していきます!

△普段は見上げることがないらせん階段も、実はこんなに芸術的!

△エレベーターの窓が丸くて、とても可愛らしいんです!
他にもこんな素敵な場所がありましたよ~!


普段は見過ごしがちなまちなかの文化施設にも、実は素敵なスポットがたくさんあることがわかりました!
「せんだい見験図鑑」は20,21ページをチェックしてくださいね!
【せんだいメディアテーク】
開館時間:9:00~22:00(一部サービスは時間が異なります)
休館日:第4木曜日(ライブラリーは月曜、祝日の翌日休館)、年末年始
住所:〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
電話番号:022-713-3171
HP:https://www.smt.jp/
※新型コロナウイルスの影響で開館時間や休館日が変更となる可能性があります。
詳細はウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。
最後に向かったのは、東北大学史料館(東北大学片平キャンパス内)。

東北大学史料館は大学の刊行物などを保存・公開する日本初の施設で、元々は東北大学の図書館として利用されていました。
こちらの施設も「せんだい見験図鑑」の中では「文化の居場所」の一つとして紹介されていて、外壁の煉瓦張や漆喰塗、アーチ型の窓が写真映えする素敵な建物になっています。
実は国の登録有形文化財にも指定されているそうです!



△アーチ型の窓がかわいい!
2階の展示室はリニューアルのため現在見学はできず、2021年春頃に再開予定とのことですが、今回は特別に中に入らせていただきました!

△展示室内の窓もアーチ型になっており、外国にいるような気分になれます!とっても素敵!
リニューアルの際には、かつての図書館の閲覧室をイメージした並びで展示を行う計画になっているそうです。昔の学生たちがここで本を読み、勉強していた姿を思い浮かべながら見学すると、より歴史のつながりを感じられそうですね。
△かつて、優等生だけが卒業するときにもらえたという「恩賜の銀時計」を触らせてもらいました。こちらも展示品の一つです。実際に手に取ってみると、重みを感じました…!

△ボート競技が有名な東北大で使用していた最後の木製ボートも展示されています。とっても大きくてびっくり!展示室のリニューアル後にぜひ見てみてください!
【東北大学史料館】
開館時間:10:00~17:00
休館日:土曜日、日曜日、祝日(企画展期間は臨時開館日あり)、年末年始
住所:〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1(東北大学片平キャンパス内)
電話番号:022-217-5040
HP:http://www2.archives.tohoku.ac.jp/
※新型コロナウイルスの影響で開館時間や休館日が変更となる可能性があります。
詳細はウェブサイトでご確認いただくか、施設にお問い合わせください。
「せんだい見験図鑑」を使ったまちあるき、いかがでしたか~?!
「せんだい見験図鑑」は仙台・宮城ミュージアムアライアンス(SMMA)参加館にて配布しています!
また、こちらからPDF版をチェックすることもできますよ~!
https://www.smma.jp/books/sendaikenkenzukan/
※せんだい見験図鑑は数に限りがございます。ぜひPDF版もご活用ください。
施設によっては在庫がなくなっている可能性もございますので、予めご了承ください。
皆さんもぜひ「せんだい見験図鑑」を持って仙台のまちあるきを楽しんで、新しい発見をしてみてくださいね~!
Write:すぎちゃん
Photo:すぎちゃん、いかちゃん、ぷりぱん(machico編集部)
