(『世界遺産』より)
色彩に特化した、このamebloを始める前に、実は汎用性ブログも書いていました。こちらは、その一部です。
本日の放送は、エジプトのヌビア遺跡群がテーマでしたが、そのうちの「アブ・シンベル神殿」についてピックアップしました。
こちらが「アブ・シンベル」の大神殿(左)と小神殿(右)です。
大神殿の方は、当時の王/ラムセス2世を模した、高さ約21メートルの巨像が4体並んでいます。
ラムセス2世のミイラ。現在は、カイロの博物館に保管されています。
ラムセス2世を模した顔。
実はこれらの神殿は、アスワンハイダムの建築による影響で、水没の危機に面したのですが、存続させるために、世界各国からアイディアが出されました。
フランス案は、周りを巨大な堤防で囲むこと。
イタリア案は、ジャッキで持ち上げること。
スウェーデン案は細かく切り刻んで、高台へ移転させること。
結局のところ、スウェーデン案を採用。1960年代の5年間で、80個の部品に分断され、高台へと運ばれたのです。
なんと、この1件が「世界遺産」を保護するという概念の誕生だったのです。
(つづく…)
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さて、現在の順位はいかに!?
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