rinal(リナール) のカラー担当
1級色彩コーディネーター カラーサロンMiteral
カラーリスト 藍香です
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今日はカラージェルを扱うネイリストさん
に必ず知ってほしい色の知識のお話です。
検定のテキストにほんの少し掲載
されている色についての説明。
見本の色はいつもカラフルだし、
普段使う色とかけ離れていると
ピンとこないかもしれません。
大人キレイ系のネイルが人気のサロンだと
こんな色味が人気色でしょうか?
ベージュもピンクも
元はこのカラフルな色から作れます。
ここをしっかりと把握していると、
新色を《とりあえず》買わなくても
自分で思い通りの色を作ることが
出来るようになります。
ついでに接客までもラクになるんです^^
(このお話はまた別記事で)
簡単におさらいすると、
色は3つの要素から出来ています。
▷1つめは色相
赤・橙・黄・緑・青・紫…というような
色の種類のこと。
目に見えるもののほとんど全てに色があります。
ベージュやゴールド、シルバー、
ラメやシェルの色
素材や光沢感が違ってもどれも色です。
柄は色の組み合わせです。
▷2つめは明度
明るいか暗いかの色の明るさです。
白・グレー・黒のモノトーンは、
色相は無いですが明度のみあります。
▷3つめは彩度
彩度が高いと鮮やかで
彩度が低いとほんのりとした色になります。
理論的には基本の色と白と黒があれば
どんな色も作れます^^
(ただし、ジェルメーカーごとの成分によっては
退化したり理論通りにならないこともあります)
「このベージュ持ってないから買おう」
と思っていたことも
「この色はこれ足せば作れる」
が分かると余分な出費が減り、
経費が減らせますよ。
「混ぜたら作れる」が自分の中に
落とし込めたら
ベージュはオレンジに白をたくさん、
黒を少し混ぜた色というのが分かりますね
↓
カーキは何色と黒白でしょうか?
↓サロンで出る頻度が少ないジェルカラーは
作るのが経済的。
そして、最新の流行色やお客様の手の色を見て
なりたいイメージをお聞きして
既存のジェルカラーに色を足して
もっと魅力的な色を作るのも
ネイリストの仕事として重要です。
分厚いジェルカラーのカタログにさえ、
本当に目の前のお客様の手の色に
ピンポイントに合う色って無いんです。
全てのジェルカラーを揃えるわけにも
いかないですしね(^^;;
揃えたとしても、やっぱりピンポイントに
「これ」っていう色は無いんです。
それだけ色は膨大です。
だから、
似合わせるために混色するのは
当然の作業です。
ネイルの色選びは
重要だけど、重要だと思われていないのが
ネイル業界の実情です。
一見難しく思える色選びの仕方を
楽しい(大変な!?)ワークを交えて
すぐにでもサロンワークに活かせるように
お伝えするのが私たちリナールの使命です^^
ネイリストとしての財産になりますよ。
※ここではPCCSに基づいて説明しています
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