アナウンサー、色彩&音声アドバイザーの大平雅美です。
【週末お出かけ映画情報】
『教皇選挙』
完全に〈コンクラーベ〉に没入する120分😊
映画館でぜひ観たい映画です!まるでノンフィクションを見ているよう、あるいは自分がその場にいる没入感を味わえます。
今年度、私の中で最高の映画かも!崇高なる教会の想像を絶する結末。
心に迫りくる音楽、美しく荘厳な美術、緻密な脚本、迫真の演技、私の中ではどれをとっても最高峰のポリティカルミステリーです。
まるで自分が聖堂にいるかのような錯覚に陥ります。
展開による展開、そして息を飲む結末。想像をはるかに超え期待を上回り続ける映画です。
「コンクラーベ」という極めて有名な伝統選挙を描きながら、世界で今起こっている様々な出来事が、閉ざされたシスティーナ礼拝堂で次々に発覚。世俗と欲、男女問題、お金、テロの影響など聖職者だろうが関係ありません。
そして最大のポイントは「多様性への自らの立ち位置」です。この映画は観客も没入して、自らの思いを考えさせられる映画でもあると思います。
伝統と革新、過去と未来、男と女、分断と融合、無垢と無知、寛容と拒絶、野心と奔放など、様々なは対極を描きながら、しかしあからさまではなく、誰もが揺れ動きながら結末に進んでいく。
そして何回か膝を打つ、あるいは立ち上がり拍手したいシーンに出くわします。
往年の女優、イザベラ・ロッセリーニ。誰の味方か全く分かりませんでしたが、これはご覧になってのお楽しみ。
また主演のレイフ・ファインズのリアリティがすごいです。気品と威厳ある佇まいの中の苦悩。みなさんよくご存知の『ハリーポッター』シリーズのヴォルデモート卿、あるいはもっと前だと『シンドラーのリスト』のナチス将校のアーモン・ゲートです。
映画美術も見応えがあります。色彩表現も見事。ぜひ大画面で!!ここに来て人気が上がっているらしく平日でも結構混んでいます。
最高にゴージャスであり、刺激的な展開、「映画館で見て良かった」と心の底から思う映画です。
ここで書ききれないので、ご覧になった方、ぜひ感想をシェアしたいです😊
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『教皇選挙』
第95回アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門を受賞した「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督が、ローマ教皇選挙の舞台裏と内幕に迫ったミステリー。
全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者ローマ教皇が亡くなった。「コンクラーベ」に世界中から100人を選んで密室選挙が始まる。
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