水洗いした糸が乾いたので使いやすいように台紙に巻き付けました。


乾かす前よりやはり色は薄くなりましたが、それでもこんなに鮮やかに色が残るんですね。

楽しい(^ ^)

染めてみたい、青森の植物はいろいろあるんですが何せ今は雪に埋もれてしまっているので植物が芽吹く春以降が楽しみです。


そしてそして。



オリジナルの新しいもどこ(=こぎん刺しの図案のこと)もいろいろ普段の生活の中で図案化できないか思案中。

上の2つは最近ようやく形になったもの。

写真の上が「網代編み」を再現したもの。
岩木山麓で採れるあけびの蔓を使った、あけび細工。
元々は江戸時代に嶽温泉に来た湯治客にお土産としてカゴを作り始めたのが始まりとされています。

今は工芸品として人気があるそうで、そのあけび細工によく用いられる「網代編み」を再現したものです。

地味ですがたくさん刺していくとハートの様なL字が重なっていき、味わい深くなると思います。


下の写真の方は「りんごかご」としました。

りんごの収穫の際に、現在は青いプラスチック製のかごが主に使われていますが、昔は根曲竹で作られたりんごかごが使われていました。

今でもりんご農家をしていた祖母の家に行くと昔使っていた根曲竹のりんごかごが小屋にあって幼い頃を思い出します。

青森といえばりんご。
そのりんごの収穫を支えてきた、りんごかごをどうにかこぎんで表現したいと思いました。

りんごカゴの編み目をじっと見ると六芒星がたくさん隠れています。
その六芒星を表すのがとても大変でした。

でも何とか六芒星に見えるかな?

こちらもシンプルで表にはあまり糸が出ていないので迫力はありませんが繊細な図案だと思います。

りんごで染めた糸を使って刺したいな、と思っています。


インスタの方にも上げていますが、もしこの図案を使いたいという方がいらっしゃいましたら一声かけてくださいますと嬉しいです。